「マンガは子どもの想像力を貧しくさせるだって。けっ。そういう先生方にかぎって、スジを追うのがせいいっぱいで、コマとコマが重なりぶつかりからみあう、描写のリズムを読みこめねえのさ。いうことがふるってらあ。『あんなくだらないものが読めますか』読まなくてくだらないことが、なぜわかる。読まないんじゃねえ、ほんとのところは読めねえんだ!」―――辻真先氏「アリスの国の殺人」より

辻真先氏「宇宙戦艦富嶽殺人事件」の舞台のモデルとなった大学は私の母校です・・・ってのは今日の話に関係ない(いえ、アニ研なんてなかったですけどね)。
上に引用したマンガ雑誌の編集長の科白、特に最後の「読まないんじゃねえ、ほんとのところは読めねえんだ」は、今でも強烈に印象に残っている(この小説の筋は殆ど覚えてないけど)。そして、あー私このマンガをちゃんと読めてない、と思うたびに思い出す。ネームを読むことがマンガを読むことじゃないわけですよね、当然ながら。

読めないなら諦めりゃ良いんだけど、つか諦めるしかないんだけど、ストーリーやキャラに惹かれて読みたいのに読めないってのが辛い。情けないっていうか。マンガを読むにも理解力が要るんだよなぁ。センスというべきだろうか?

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