10月開始のアニメのうち、今のところ一番興味深いのは「巌窟王」かな。
なんとも幻想的な画面が印象深い。
正直なところ、あからさまな3DCGとかはあまり好きじゃないんだけど、あそこまで使われるといっそ清々しい。上手く使われてるからだろうけど。

最初観たときは服のCGが気になってしようがなかったけど、早くも2回目で慣れた。今では実に効果的、とまで思えるんだから人間の視覚って勝手(笑)。
にしてもEDは眼がちかちかする・・・。
EDテロップによると、作画陣のうちCGとかは日本だけど動画だけじゃなく原画も外国・・・?
製作事情には疎いけど、最近はどこで創られることが多いのかな?

「巌窟王」って子供向けの翻案しか読んだことないし、しかもあらすじ程度しか覚えてないけど、アニメでは、時代は遠未来でエドモン・ダンテスは宇宙船乗り(?)みたいだけど、舞台はやっぱりパリで退廃した貴族社会っていう、SF的世界と中世ヨーロッパの融合具合が面白い。
未来都市だけど、どこか中世っぽい街並みだとか。
あと、アルベールと友人達がピクニックで楽しむシーンは、いかにも貴族の若者が明るく(けれど無為に)過ごす中世の貴族社会、それに続く城壁の外の荒廃した世界を見るシーンはSF的で、しかもどこか禍禍しいイメージが対比されるところとか。

原作は読んでいないものの、今のところストーリーや人物の絡み方とかが、観ていてどこか懐かしいというか、安定感を感じるのはやっぱりベースが古典だからか。
マクシミリアンとの決闘はちょっと唐突な気はしたけど(マックんがあそこまで意固地になるってのもどうだか)、「決闘」自体は中世ヨーロッパの必須イベント(は?)ではあるし。

キャラとしては、敵役のフェルナンが人間的に小物なのがちょっと残念(まぁ原作もあんな感じなんだろうけど)。モンテ・クリスト伯に比べて(今のところ)随分薄っぺらな印象だけど、もとはモンテ・クリスト伯が主役なんだから当たり前か。

むしろ個人的にはベッポに興味大。
最初はアルベールを助ける役回りかと思ったら、逆に混乱させる役回りみたい。というより、アルベールがルナ旅行を契機に内心に芽生えさせた、期待と不安を表すためのキャラかな。
でも、最後は役に立ってくれそうな気がするんだけど?

この先のストーリー展開はもちろん、最新技術を駆使した(らしい)画面が楽しみ。

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