追憶

『ファンタジックチルドレン』
第14話「軌跡」、第15話「追憶」

第14話はそれまでの総集編だったわけですが。
普通は2クールの作品（だったと思うけど）で中締め（違）って必要かなー？とか思うけど、この作品の場合は謎が多いから、中盤で纏めたことで話が判り易くなって良かった気はする。
それに、私は第4話から観出したので、それまでのシーンが観られて更に良かったけど。

最初の方のシーンを観て、「ほー。こんなだったんだ」と判ったこと多数。
でもって、判らなくなったことも多数。
ベフォ組は最初から閻魔に追われてたってことだけど、だったらキルヒナーのときはなんで襲われなかったんだ？とか。
転生するとき、それまでの記憶は何か媒体に記録しておくんだろうか？と思ってたら、やっぱり保管してあった。でも、ヒースマが「僕には不要だ」って言ったのはなんでだろ？とか。心意気の問題？？＜ホントかい

それにしても、パルザを囲むベフォ組で、メル以外の、今も残ってる5人の表情が、（一瞬感情を垣間見ることができても）人形みたく一様なのが印象的。
特にアギ。
目付き悪ッ！！
なんか、ここ最近のアギとは別人みたい。

ところで、第14話を観て思い出したことが一つ。
そーいや、クックスとアリスはどうなったんだ!?←すっかり忘れてた。
それから、も一つ。
結局、アメデオをあれっきりだったのか？
てっきりトーマを追ってくるんだと思ったのにー。

そして15話。
ゲルタの回想と、ヘルガの前世の追憶。
ゲルタに影響を与えたX線発見者のルーゲンは、第1話で最初に脱落（って言うのも可哀想だけど）したパルザなんだな。
なるほど、第13話の冒頭で、パルザを失ったことが大きな影響を及ぼすことになった、と言ってたのはそういうことか。

でもって、やっぱゲルタにゴーモンみたいなことしたらしいデュマ。でも、それもティナを勝手に転生させたことへの怒りからか？案外、優しいところもありそうだけど。
それにしても、デュマってティナの弟だと思ってたんだけど、父親は違うみたい。うーん、またわかんなくなったな。
ところで、ギリシア人って地球人より相当でかいらしい。
（どれくらいでっかいのか、ゼントラーディ人みたく地球人を手のひらの上に載せられるのかは不明）

一方、一つ前の前世であるセラフィーヌの記憶を思い出したヘルガ。
セラフィーヌの心に自分が入り込む隙間はないことを承知のうえで、彼女の傍にずっと居ると言う船乗りのジム（『宝島』かい）が泣かせる。
彼女が描く絵と同じ絵のハンカチを見付け、それをなんとしても彼女に渡そうと、結局命を落としてしまうとは。
彼女自身以上に彼女の気持ちを理解し、心から彼女を愛してたんだね・・・（涙）。

確かに、セラフィーヌもヘルガと同様、忘れられないギリシアの記憶に心を捕らわれてたせいで、ジムの気持ちに応える余裕なんかなかったんだろうけど。
でも、それだけじゃなく、トーマと再会する運命だったからだと思いたい！
ヘルガの記憶も戻り始めたし、そろそろトーマの方の謎にもヒントくらい欲しいところ。
でもって、早く「時空を超えたラブストーリー」っぽくなれー！