オープニングが最終回っぽかったし、次回予告がなかったけど、HPによるとまだもう1話あるらしい。
あぁ良かった。あれ?これで終わり?な感じだったし。

前回分の感想書きそびれたのでそれも合わせて。
そんなこんなで長いぞ、今回。

前回、伯爵とアルベールが再会。なワケだけど、伯爵の反応が随分淡白というか。アルベールに対する感情が見えないのがちょっと不満。あれだけ本気で殺しにかかった相手なんだけど。本心よりは大袈裟、というか自ら鼓舞してたような部分もあったとしても、思いっきり怨みつらみをぶつけた相手なんだけど。
アルベールにどんな顔向けるか、楽しみだったんだけどな。

で、フェルナンの「逆襲」。
というか、もう破れかぶれ。
事の発端がエドモンだと知るや、悪夢の元凶たるエドモンを抹殺しようと、伯爵邸にモビルスーツで単身殴り込み。
正直、フェルナンの描かれ方はもう一つだったなぁ。最初っから最後まで小者っぽくて(最後に申し訳程度の科白はあったけど、言い訳になってないし)。
原作でもああなのかも知れないけど、元は親友だったエドモンにあれだけのコトをした理由を描いて欲しい気がした。
メルセデスのことだけじゃなく、順風満帆なエドモンに対する僻みとかが積み重なって、かつては純真だった親愛の情が歪んでいくというか、歪まざるをえなかった経緯が想像できるような描写とか(最終幕でなにかあれば良いけど)。
まだ、父親の影響に反発しながら、必死で成功しようとしてきたのが、エドモンの持つ手紙ごときで頓挫させられてたまるか、と考えたヴィルフォールの方がまだしも。
「とにかくエドモンが目障りだった」と言う自己チューなダングラールの方がまだしも。
まぁアルベールを主役にした関係で、大人達の感情描写が手薄になるのは仕方なかったのかも知れないけど。
ただ、アルベールにフランツ、ユージェニーというかつての彼らのようなキャラと比較して、単にトシ食ったから心も醜くなった、とは思いたくないんだけどな。

結局良く判らなかった「巌窟王」。
なぜフランス語なんだとか、そういうのは置いといて。
かつてはエドモンと同様の苦しみを背負った人間だったのが、その復讐の念だけが残ったとか?(全身結晶とか判らない設定もあったような)
それがエドモンが死んだ後はどこへ行ったの?
最後のナレーションからは、また宇宙をさまよっているようにも受け取れるけど。それもどうなんだろ。
そういえば最後にエロイーズと息子がちょっと出たけど、自分の復讐劇に巻き込んだ彼女達を引取っていた伯爵の優しさを表すシーンだったな。

「復讐」ということ自体、私は否定しない。
そりゃあ復讐は何も生まないし、自らも復讐の相手と同じ過ちを犯すことになって闇に落ちるだけ、救われることはない。
それでも復讐せざるを得ない、という感情は人間として非難されるものではないと思うし、自分がその立場に置かれて自制できる自信はない(きっぱり)。
だから伯爵はあれで良かったのだ、と思う。
というか、ああするしかなかっただろう。
ただ、その復讐の剣を向ける先がなぜ当のフェルナンではなくアルベールなのか。今わの際でなおアルベールを殺そうとする伯爵は、まるでアルベールにすがってるようにも見える。
そしてそれを感じ取って伯爵の手を握るアルベール。
(フランツのおかげで)立派になったね。

それにしても、まさか伯爵がアルベールのちゅーで巌窟王との契約から解放されるとは。
バティスタンは伯爵からアルベール庇って撃たれるわ、ベルッチオはアルベール撃てと伯爵に命じられて躊躇うわ。
なんかアルベール総受け状態だったな。

そして。
死んでもなおアルベールを守るフランツの愛!!
いや伯爵への怒り?
アルベールに銃口を向ける伯爵の心臓が人間に戻った(?)瞬間、フランツが残した剣の切っ先が伯爵の心臓を貫くだなんて、やっぱフランツの怒りの鉄槌だな。
決闘のときのフランツのあの執念が今頃実ったんだと思うとなんか切ないけど、でも伯爵の致命傷の原因がフランツだとは出来過ぎ。面白過ぎ。<をい;

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