父の日特別企画(漫画に現れる父親像に対する考察>大嘘)、第2弾。
『BLEACH』石田雨竜クンのお父さん。
15巻で、虚に苦しむ人々を救いたいという純粋な気持ちで、祖父のもとで滅却師を目指そうとする息子に対し、「(オレにはあるが)お前は才能がない」とばっさり断じる鬼畜ぶりを発揮、なぜ滅却師にならないのかという息子の問い掛けには「金にならないからだ」とニヒルに応じて幼い息子に拝金主義者の印象を植え付け失望させた、リアリストなお父さん。

そんな父親にとって大切なものが何なのか、いずれお前にも判ると祖父に言われたものの、「まだ判らない」という雨竜ですが。ってことは、今でも父親の大切なものは「お金」だと思ってんですかね?
哀れ、お父さん。>自業自得?
多分、本当なら彼にも判っていると思うんだけど、幼心に植え付けられた父親への失望感のため、未だ素直に父親を受け容れられないんじゃないだろうか。

滅却師は、金にならないのもさることながら、危険だって伴うわけで、親なら子供になるべく安全で苦労の少ない道を歩んで欲しいと思うのが自然。「お前には才能がない」なんてキツイ科白を吐いてまで滅却師に関わらせまいと憎まれ役を演じるお父さん。でも、そのくせ、さりげに自分には才能があると主張するナルシストっぷりがなんだか可愛い。
こうして見ると、先週の本誌で、一護にまた頼むとか言われても、お前とは敵同士だなんて憎まれ口叩いてる素直じゃない雨竜、どうやら父親似だね。

特に根拠はないけど、お父さんの滅却師嫌いって、もしかしたら、家族よりも大勢の他人を守ろうとした自分の父への反発からきてるのかも知れない。そして、自分は虚に苦しむ他人よりも、家族を守りたい、守らなければと決意したのかも。
滅却師としての正義感とか優しさを祖父から受継いでいるように見える雨竜だけど。形は違えど、それらを本当はお父さんを通じて受継いだのかも知れない。

ところで。
先日のとかくさんの日記を見て、『うしおととら』を2巻の途中まで漫喫で読みました。>だって巻数多くて買えない
まだ1話完結の話ばかりで、これから盛り上がっていくんだろうなと思いつつ、3時間パックの時間制限がきたので断念。次の機会に続きを読みたいと思います。が。何巻くらいから盛り上がってくるんだろ?

とらが可愛い。とらというよりとら猫。凶暴だから封印されてたハズだよなぁ?封印されてる間に性格丸くなったのか?
うしおがあのキャラで絵画好きってのが結構新鮮な気が。
尤も、元気一杯でいかにも少年漫画の主人公てな印象のキャラでも、意外な側面を見せられることもあるんで今後に期待。最近、アニメの影響でスレナルに開眼してそんなこと思ったり。

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