夢は叶えるために見るモンだろ？

アニメ「鋼の錬金術師」第16話「失ったもの」

少佐〜〜〜♪
いじょう。
待て待て待てーー！それだけかっ！
あとは、えーっと、ホークアイ中尉が可愛かったです。大佐が処分されなかったのを知って、ホッとした表情がとっても良かった。

「叶ってしまう夢など本当の夢とは言えん。」
そうかな？夢は叶えようとして見るもので、ただ夢見るだけの夢こそ本当の夢とは言えないと思うんですけど。
夢が叶ったら、またその先の夢を見る。そうやって夢を育てていくもんじゃないかな。
ちと、あの言葉には釈然としなかった。でも、「それでも俺達は取り戻す」と言ってエドが出ていった後、微笑を浮かべていたので、あのおじいさんはエドの後押しをする役回りだったのかも知れない。

ところで、前から気になってたんですが、どうも話によってエドというキャラが幼かったり大人びていたり、ブレてる感じなのが気になります。第1、2話でのエドは随分カッコ良かったんだけど。その後、回想シーンに入ったので幼くてなって当然なんですが、時間軸が戻ってからも、第1、2話でのエドのふてぶてしさとか開き直った潔さの中のカッコ良さがあまり感じられない気がする。

最初、アニメスタッフは3年前のエドから現在のエドへの「成長」を描こうとしたのかと思ったのですが、どうやら現在も成長するエドにしたいらしいですね。確かに、いくら大人びていても未だ15歳なんだから、まだまだ成長途上なワケですが。
でも、それが原作のエドと微妙にズレてるんじゃないかなぁ？今回も、エドってこういうキャラなのか？と疑問を抱きながら観てました。う〜ん。

あと、この作品の「大人達」ってある意味リアリティがあるというか、随分残酷なところがあるな、と。以前、アルに賢者の石のことを教えた大総統とか、今回、資料の隠し場所をエドに教えたマルコーとか、ニーナを殺したのがスカーだと教えたヒューズとか。
いや、マルコーやヒューズに悪意はないですが、なんだかマルコーのしたことがエドへの荷物の押し付けのように感じた私（エドがどれほどの覚悟で賢者の石を探してるのかマルコーは知らないのに、資料を渡して良いのか？多分、ロクでもない内容で、本来人間が触れてはいけないようなものだと思えるけど）。ヒューズはヒューズで、まるで軍部の立場を正当化する言い訳みたい。私が捻くれてますかね（笑）。

それにしても、大総統はなに企んでんでしょ。立場上、賢者の石を利用しようとするのは当然だと思うけど。