深読みは楽しい

2004年2月10日
「鋼の錬金術師」第18話「マルコー・ノート」

少佐〜♪と叫ばないと始められないのか。
スカーとラスト達のバトルシーンは良かったなぁ。

をや、やはりスカーのお兄さんの隣にいたのがラスト?それとも、ラストはスカーに見覚えないようだから、瓜二つの他人?(最近、多くないか?)
どうやらイシュヴァール人というのは、この作品で重要な役割を担っているようですね。ラスト達をスカーが何と呼んだか聞き取れなかったですが、イシュヴァール人以外が錬金術を使うことと関係あるのかな。

そう言えば、マルコーはあの後どうなったんだ?←今頃思い出した。

そして、何故ラストがエドに賢者の石を追っかけさせるかですけど。賢者の石の製造に関わるから?生きた人間ってまさかエドを・・・。
う〜ん、何故エドなのかってのも判りませんが、「優れた錬金術師」ってのも漠然としてるし、エドが特別なのは錬成陣なしに錬成できること?それともエド達の父親と関係あり?
謎は深まるばかりですねー。原作ではどこまで明らかになってるのかなぁ。

★警告★警告★警告★警告★警告★警告★

これより以下の内容は、ヒューズはいいひと。だと思っているヒューズ・ファンの方は閲覧しないで下さい。
また、普通じゃない感想は受け付けられない、という方もご遠慮下さい。
非常に変な感想です。
読まれて不愉快になられる恐れがありますので、充分ご注意下さい。





「そんな子供を見守ってやるのも大人の役目だ」

このヒューズのセリフを言葉通りに受け止めると、ヒューズというキャラは滑稽になってしまいます。何故なら、ヒューズはエド達が何をしてるのか知ってるはずです。それを知っている「大人」だったら止めます。
賢者の石についてヒューズがどこまで知ってるかは判りませんが、マルコーのこと、イシュヴァールの虐殺のことを知ってる以上、あんな非人間的な研究に関わらまいとするのが普通の「大人」でしょ。
止めてもエドは決して諦めない?それは止めようとした上で吐く科白でしょう。

それなのに、軍の人間を割き、ロス少尉達に無理させてまでその作業を続けさせる。エド達のため?いいえ、結局、軍部はエドを利用している、ということだと思います。
軍部にとってエドは「子供」ではなく「国家錬金術師」です。そして、そもそも国家錬金術師というもの自体、軍がその研究成果を定期的に査定し、軍事利用するのが目的なのは明らかですから、利用されているのはエドだけではありませんが。タッカーしかり、マルコーしかり。

勿論、ヒューズもマスタングも軍部の考えは判ってるでしょう。
軍に居ながら、ヒューズの言葉をそのまま受け止めるロス少尉は甘いです。若いからでしょうが、「まだまだだね。」

と言っても、私はヒューズやマスタング自身がエドを利用してるんだとまでは言ってませんよ?彼らは軍部の思惑を理解してるというだけで。良心の呵責も感じてるだろうと想像します。ましてや、子煩悩なヒューズの内心はどうかな?などと妄想すると、なかなか味わい深いキャラだと思います。

ところで、愛しの少佐ですが、彼も軍人である以上、およそのことは理解してるでしょう。でも、彼の言動を観てると、それはそれとして、やっぱりエド達を普通に子供扱いしてるように思えます。普通の子供じゃないにせよ。
幾つのときに国家錬金術師になったのか判りませんが、未だに階級が少佐ってのは、出世欲がないというより、こういう世渡りベタなとこが原因じゃないでしょうか。そこがまた愛おしい。

だから少佐、軍部のことなんて放っておいて、もっとエド達をネコっかわいがりしてあげてね(笑)。

それにしても、この作品はその根底というか背景に随分「残酷」なものを忍ばせてるようで。とても少年少女向けのマンガとは思えないものがあると思います。

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