BLEACH (17)

2005年6月11日 漫画感想
『BLEACH』17巻感想。というより妄想。
果てしなく我侭勝手で無責任な妄想につき、真剣に作品やキャラを愛されている方はご注意下さい。





前半は白哉vs恋次、後半は更木vs東仙、その間で市丸がルキアに嫌がらせ、という構成。ルキアの処刑まであとわずか。
で、主人公は?
―――恋次の回想シーンで数コマだけ。
まぁ、恋次が白哉に牙を突き立てる、あと一歩を踏み出す原動力という重要な役割ではあったけど。でも少し寂しいなぁ。

まずは白哉vs恋次。
恋次が白哉の霊圧を感じて対峙するまでの緊迫感とスピード感溢れる4ページ、アニメでどう表現されるか楽しみ。
ところで、白哉って人の神経逆撫でする科白を平気で吐くけど、本人はそんな気ゼロだろうな。
なにせ生来のおぼっちゃん、今まで他人に気を遣うことなんてなかったに違いない。本人は極めて当たり前に当たり前のことを言ってるだけなのに、周囲に波紋を呼ぶ。いわば天然。
市丸が計算づくで神経逆撫でするのとは対照的。

で、その市丸のルキアいぢめ。
なんだろ?ここまでいじめる理由って?
ルキアに心当たりはないようだけど。よく、自分が相手を嫌うと、相手も自分を嫌うようになるとはいうけど、そういうのじゃないよな。
ありがちなのは、流魂街出身のルキアが易々と大貴族の身分を手に入れたことに悪感情抱いてるとかだけど、そんな単純でもないような?
ただ市丸って、どこか自虐的な態度が垣間見えて、コンプレックス抱えてそうな印象がある。
別に根拠はないけど。<無責任発言

そして更木vs東仙。
卍解出したら速攻で戦闘不能にすべきだったな、東仙。
圧倒的優位と思って油断したってことだろうが。
それにしても、始解すらなくあそこまで強い剣ちゃんが卍解を会得したらどうなるんだろ?
ところで東仙。
更木が危険極まりない存在に見えるのも無理からぬところだけど、自分と異質なものを排斥し、同質のものだけを集めることでは、『平和』は創れないんじゃないか?
「世界のすべての邪悪を雲のごとくに消し去ろう」という科白がなんとも皮肉に読めるのは私が捻くれてるから。そうか。
「雲のごとくに」というのが、まるで都合の悪いものを覆い隠すだけで、自分が許容できない異質を排斥するだけで、根本的な問題には眼をつぶる、みたいな。
相互に異質で理解し合うのが難しい、多様な価値観の人間が共存するからこそ、平和を実現するのは難しいんだろうし、だからこそ平和が大切なんだと思うんだけど。

そして、東仙に「必ず平和を破滅させる」と言われたときの剣ちゃんの表情に萌。
確か、更木とやちるは、日常的に命のやり取りがなされる過酷な環境で生きてきて、彼にとっては、いわば戦い続けることが即ち生きることのような気がする。
けれど、それは彼が望んでそうなったわけではなく、「生きる」ことを選択することが、誰よりも強くなることに他ならなかったというだけで。
そんな、平和を望める状況に生きてこられなかった、平和に背を向けられて生きてきた更木が、「平和を破滅させる」と言われてどう感じたんだろう。
まぁ、物事を深く考えるタイプじゃないんで、色々考えることもなくただ単純にムッとしただけかも知れないけど。

あと、東仙と狛村って似た者同士な気がする。
良く言えば真面目で一途。
でも融通がきかないというか、思い込み激し過ぎというか。
ところで狛村って・・・狐?
なんか素顔が意外と可愛い♪

ところで、今週のじゃんぷ本誌。<今頃
ルキアが海燕のことで空鶴に謝りに行ったときの、(ルキアから)一言詫びの言葉を聞いたら、それで全部チャラにするつもりだった、っていう空鶴の科白に釈然としなかったんだけど。
だって浮竹隊長から事実を聞いていて、ルキアが悪くはないと判ってながら何故謝らせるんだろう?ってのが判らないし。
それに、海燕がそれを望んでいないと思うから。
私が海燕の身内だったら、一言といえどルキアに詫びを言わせはしないと思う。最初から蹴り入れて黙らせる。<をい;
故人に近しい者なら、勿論哀しみや苦しみも大きいけれど、一方で故人が何を望んでいるかをより汲み取ることができると思うし、そうすべきじゃないか、というのはあくまで私の個人的な考え方だけど。
尤も、それではルキアの気が済まないだろうから、一言だけ謝罪を受け容れる、という意図なのかも知れないけど。でも、そうは読めない科白だったような気が。

それは兎も角、海燕の件でのキャラの感情処理は終了、ってことだけど、でも海燕はまだストーリーに関わってきそうな予感〜。<希望的観測にて注
新章は、某まっくろけさんが世界征服のために現世に虚で攻めてくるのかな。
眼鏡やめてコンタクトにしたし(違)、悪役っぽい隈取りとかして外面変えて出てくるかしら。
いやん、楽しみ♪

ISBN:4088738179 コミック 久保 帯人 集英社 2005/06/03 ¥410

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