昨日、予備校が入ってるビルのトイレの排水管が故障して、全館トイレが使えなくなったんですよ。で、「隣の棟のトイレをご利用下さい」ってんで、わざわざエレベーター使って、外歩いて、隣の棟のビルに行ってトイレを済ませたワケですが。その棟には兄姪戸が入ってるんで、ついでに覗いてみて、うっかり買ってしまった。
トイレ故障のせいで散財だー!
壮大なストーリーのほんの序章。という印象が3巻になってもまだ拭えない『鉄壱智』(笑)。いつから本編が始まるんだろ?
テーマも壮大なんだろうとは思うんだけど、それとは裏腹に主人公二人(多分)のやり取りがカンペキ漫才。前から思ってはいたけど、ホント馬が合わなさそうだよな、鉄と朔ら彦って。
そして、いつもながら本質を鋭くつく鉄の科白は読んでいて小気味良い。時々丁寧語なのも可愛いし。
まだ抽象的にしか語られてないけれど色々背負うものが多そうな朔ら彦と、まだなにも背負ってない鉄がこの先どう絡んでいくのか。お互いに影響を与え合って次第に仲良くなっていく、なんていう安直な展開とは思えないんで、楽しみです。
あとは。
なにはともあれ夜長彦が無事でヨカッター!
鉄が夜長彦を守ろうとしたけど守り切れず、守るものもなくなったから山を出る、とかいうシチュエーションかも、と心配してたんだけど。
でも、今後暫く登場しないのか、ヒコ。つまんない;;
最後の鉄への熱烈愛の告白、つかむしろ脅し文句(笑)が、まさにそれでこそヒコって感じだよ。
普段は思いっきりおっとりさんなのに、そのギャップがまた素敵。
ああ、それから。
恒河シャってつくづく虐げられキャラだよな。
生きてて良かったけど。うん。(←実は存在忘れてた)
ISBN:4758052646 コミック なるしま ゆり 一迅社 2007/01/26 ¥580
トイレ故障のせいで散財だー!
壮大なストーリーのほんの序章。という印象が3巻になってもまだ拭えない『鉄壱智』(笑)。いつから本編が始まるんだろ?
テーマも壮大なんだろうとは思うんだけど、それとは裏腹に主人公二人(多分)のやり取りがカンペキ漫才。前から思ってはいたけど、ホント馬が合わなさそうだよな、鉄と朔ら彦って。
そして、いつもながら本質を鋭くつく鉄の科白は読んでいて小気味良い。時々丁寧語なのも可愛いし。
まだ抽象的にしか語られてないけれど色々背負うものが多そうな朔ら彦と、まだなにも背負ってない鉄がこの先どう絡んでいくのか。お互いに影響を与え合って次第に仲良くなっていく、なんていう安直な展開とは思えないんで、楽しみです。
あとは。
なにはともあれ夜長彦が無事でヨカッター!
鉄が夜長彦を守ろうとしたけど守り切れず、守るものもなくなったから山を出る、とかいうシチュエーションかも、と心配してたんだけど。
でも、今後暫く登場しないのか、ヒコ。つまんない;;
最後の鉄への熱烈愛の告白、つかむしろ脅し文句(笑)が、まさにそれでこそヒコって感じだよ。
普段は思いっきりおっとりさんなのに、そのギャップがまた素敵。
ああ、それから。
恒河シャってつくづく虐げられキャラだよな。
生きてて良かったけど。うん。(←実は存在忘れてた)
ISBN:4758052646 コミック なるしま ゆり 一迅社 2007/01/26 ¥580
まじっく快斗 (4)
2007年2月20日 漫画感想
13年ぶりの新刊!
まじ快ファン(含、アタシ)ってなんて辛抱強いんだ・・・。
13年ぶりだろーが、最近シリアスちっくだろーが、表紙のデザイン(裏含む)も扉絵もおまけ漫画も変わらないのが嬉しいな。
ダーク・ナイトの巻以外はちゃんと読んでなかった(アニメでクリスタル・マザーとブラック・スターは観たけど)から、食い入るように読みましたよ!
あぁ快斗がいっぱいいる〜!(幸)>まじ快の感想ってコレばっかだな、アタシ
一番面白かったのは、(快新ゆえブラックスターは別格として)ゴールデン・アイの巻。こういう『盗られたと思ったら盗られてなかった』とか『逃げたと思ったら逃げてなかった』ってトリックは定番中の定番だけど、読んでて楽しいやねvv(現実味は乏しいとか野暮は言うまい)
やっぱり私にとっては『まじ快』>『コナン』だなぁとしみじみ。トリックを解き明かしたいというよりは、騙されて楽しむ方が好き。
それにしても、怪盗の探偵化が進んでるなぁ。そりゃアルセーヌ・ルパンも私立探偵やってたけどさ。
白馬の情報で黒猫の犯行動機も読めちゃうなんて、もう探偵甲子園にゲスト出演できるよ、KID(爆)。
そして最近の白馬はすっかり二枚目路線なのだと認識。えーーー。(>不満そうだな)
ブラック・スターの巻はもはや平常心では読めません。
後編の扉絵のKIDと新一のツーショットに眩暈がした。とか言いながら、新一に追い詰められたKIDを魔法で助けようとした紅子が良かった(アニメではカットされてたケド)。
可愛いな、紅子!哀ちゃんも好きだけど、紅子も好き。あんまりストーリーにシリアス度が増すと、白馬の路線変更は良いとしても、紅子の出番が減るからちょっとヤだ。
そういえば今頃気付いたけど、KIDがタメ口きくのはコナンだけかと思ってたら、コネリーさんにもタメ口だった。フィリップ王子には良いとしても、Kコとしてはちょっと許せん。>馬鹿
因みに。
5巻は今世紀中に出るそうですよ(遠い眼)。
私が生きてる間になんとかして下さい、あー山センセ。
ISBN:4091210058 コミック 青山 剛昌 小学館 ¥410
まじ快ファン(含、アタシ)ってなんて辛抱強いんだ・・・。
13年ぶりだろーが、最近シリアスちっくだろーが、表紙のデザイン(裏含む)も扉絵もおまけ漫画も変わらないのが嬉しいな。
ダーク・ナイトの巻以外はちゃんと読んでなかった(アニメでクリスタル・マザーとブラック・スターは観たけど)から、食い入るように読みましたよ!
あぁ快斗がいっぱいいる〜!(幸)>まじ快の感想ってコレばっかだな、アタシ
一番面白かったのは、(快新ゆえブラックスターは別格として)ゴールデン・アイの巻。こういう『盗られたと思ったら盗られてなかった』とか『逃げたと思ったら逃げてなかった』ってトリックは定番中の定番だけど、読んでて楽しいやねvv(現実味は乏しいとか野暮は言うまい)
やっぱり私にとっては『まじ快』>『コナン』だなぁとしみじみ。トリックを解き明かしたいというよりは、騙されて楽しむ方が好き。
それにしても、怪盗の探偵化が進んでるなぁ。そりゃアルセーヌ・ルパンも私立探偵やってたけどさ。
白馬の情報で黒猫の犯行動機も読めちゃうなんて、もう探偵甲子園にゲスト出演できるよ、KID(爆)。
そして最近の白馬はすっかり二枚目路線なのだと認識。えーーー。(>不満そうだな)
ブラック・スターの巻はもはや平常心では読めません。
後編の扉絵のKIDと新一のツーショットに眩暈がした。とか言いながら、新一に追い詰められたKIDを魔法で助けようとした紅子が良かった(アニメではカットされてたケド)。
可愛いな、紅子!哀ちゃんも好きだけど、紅子も好き。あんまりストーリーにシリアス度が増すと、白馬の路線変更は良いとしても、紅子の出番が減るからちょっとヤだ。
そういえば今頃気付いたけど、KIDがタメ口きくのはコナンだけかと思ってたら、コネリーさんにもタメ口だった。フィリップ王子には良いとしても、Kコとしてはちょっと許せん。>馬鹿
因みに。
5巻は今世紀中に出るそうですよ(遠い眼)。
私が生きてる間になんとかして下さい、あー山センセ。
ISBN:4091210058 コミック 青山 剛昌 小学館 ¥410
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ゼロサムのサイトで表紙イラを見て一目惚れ。
キャッチコピーが「生きて、死にたい。」で、どうやらテーマも私好みみたい〜と、それだけの理由で購入したらアタシ的に大正解だった。アマゾンデータで表紙の画像がないのが残念;;
内容は、忍武が姉と慕っていた夕佳が事故死した葬儀の夜、彼女の遺体に不死の魂「とかげ」が宿って―――、という現代ファンタジー。
単行本は2冊目らしいので、まだ新人さんのようだけど、絵が非常に好み。カラーイラも妖しくて素敵だけど、線が少し雑な感じの漫画の方も好きだな。
とかげが依の力で式神をぶった切る躍動感あふれる見開きとか、忍武を依にするコマとか、印象的な構図も多い。
メインキャラもそれぞれに魅力的。
最初は傍若無人な印象のとかげが案外可愛気あるとか、いつの間にかとかげをこき使ってる住職は飄々としてるけど実は隠された過去とかありそうでイイ味出してるとか、とかげを追うお役所のサドで男嫌いな姐さんと部下の男性とのボケっぷりが敵なのに憎めないよとか。
イマイチ(主人公なハズの)忍武がまだ掴めないけど、まぁ本人は未だ事態に付いていけなくて右往左往してる状態だからかな。
不死の苦しみから逃れようとするとかげと、不条理な死から逃れようとする父子との遭遇で1巻がオワリ。
重いテーマだけどギャグも多くて読み易いし、読み終わった途端、続きが読みたくなった。
ISBN:4758052344 コミック 灰原 薬 一迅社 2006/07/25 ¥580
キャッチコピーが「生きて、死にたい。」で、どうやらテーマも私好みみたい〜と、それだけの理由で購入したらアタシ的に大正解だった。アマゾンデータで表紙の画像がないのが残念;;
内容は、忍武が姉と慕っていた夕佳が事故死した葬儀の夜、彼女の遺体に不死の魂「とかげ」が宿って―――、という現代ファンタジー。
単行本は2冊目らしいので、まだ新人さんのようだけど、絵が非常に好み。カラーイラも妖しくて素敵だけど、線が少し雑な感じの漫画の方も好きだな。
とかげが依の力で式神をぶった切る躍動感あふれる見開きとか、忍武を依にするコマとか、印象的な構図も多い。
メインキャラもそれぞれに魅力的。
最初は傍若無人な印象のとかげが案外可愛気あるとか、いつの間にかとかげをこき使ってる住職は飄々としてるけど実は隠された過去とかありそうでイイ味出してるとか、とかげを追うお役所のサドで男嫌いな姐さんと部下の男性とのボケっぷりが敵なのに憎めないよとか。
イマイチ(主人公なハズの)忍武がまだ掴めないけど、まぁ本人は未だ事態に付いていけなくて右往左往してる状態だからかな。
不死の苦しみから逃れようとするとかげと、不条理な死から逃れようとする父子との遭遇で1巻がオワリ。
重いテーマだけどギャグも多くて読み易いし、読み終わった途端、続きが読みたくなった。
ISBN:4758052344 コミック 灰原 薬 一迅社 2006/07/25 ¥580
WILD ADAPTER (5)
2006年6月30日 漫画感想
一日遅れで『WILD ADAPTER』5巻感想。
作者コメントで、この作品は「久保田と時任の二人を、その脇をすれ違ってゆく人々の視点から描く」というコンセプトだとあったことにイマサラながら納得しつつも、丁度コミックス1冊づつに各々一つのエピソードが纏められてることにいつもながら感心。特に、この5巻は主人公二人の出会い編なので、いきなりこの巻だけ読んでも判るんじゃないかと思う。
5巻の視点となる「語り部」は、久保田のマンションの隣に住む小学生の翔太。一人で漫画を描いたりゲームをする方が好きで、友達がいない翔太が、時任を拾った久保田に偶然出会い、二人に関わることで一回り成長するという、(作者自身も書かれてる通り)ワタシ好みの非常に初々しい内容だった。
ストーリーの最後、翔太の成長した逞しい様子がイイ。
いかにも子供っぽい未成熟な部分と、その一方で久保田の戸惑いをいち早く察するような、人の心の本質を見抜く部分とを併せ持ってる翔太というキャラは、読んでいて説得力がある。多分、子供は一見未成熟でも、オトナが思う以上に色んなことをちゃんと判ってるんだろうなぁというか。
肝心の主人公の方だけど。
ぶっちゃけワタシは久保田にしか興味なかったんだけど、5巻の「逃げんのヤメた」のコマの時任はすんごい美人だと思った。>をい
峰倉さんのキャラで一番の美人は三蔵だよなぁと思ってる、八戒ファンのアタシですが。うっかり目が釘付けになったよ。
それにしても、時任の名前が時任三郎からきてたとわ。流石は1996年(笑)。
久保田の方は相変わらずでしたがね。どこがって、小学生にまでその色目はないだろ、みたいな?>翔太に「おかえり。」っつったコマ
いや、真面目な話、久保田って普段は眼鏡かけたり元々細目だったりで、はっきり眼が描かれないことが多いんだけど、その分、偶に描かれる眼がすんごい表情豊か。作者の有り余る思い入れをビシビシ感じる。
あと。
アタシ好みのオヤジNo.1の葛西刑事も、相変わらずのオヤジっぷりに加えて微妙な保護者っぷりがステキだった。彼の、久保田との距離のとり方が好きだな。
なんとなく、WA全体の「語り部」は葛西刑事なんじゃないかとか思ったり。>希望的観測
ISBN:4199603190 コミック 峰倉 かずや 徳間書店 2006/06/24 ¥680
作者コメントで、この作品は「久保田と時任の二人を、その脇をすれ違ってゆく人々の視点から描く」というコンセプトだとあったことにイマサラながら納得しつつも、丁度コミックス1冊づつに各々一つのエピソードが纏められてることにいつもながら感心。特に、この5巻は主人公二人の出会い編なので、いきなりこの巻だけ読んでも判るんじゃないかと思う。
5巻の視点となる「語り部」は、久保田のマンションの隣に住む小学生の翔太。一人で漫画を描いたりゲームをする方が好きで、友達がいない翔太が、時任を拾った久保田に偶然出会い、二人に関わることで一回り成長するという、(作者自身も書かれてる通り)ワタシ好みの非常に初々しい内容だった。
ストーリーの最後、翔太の成長した逞しい様子がイイ。
いかにも子供っぽい未成熟な部分と、その一方で久保田の戸惑いをいち早く察するような、人の心の本質を見抜く部分とを併せ持ってる翔太というキャラは、読んでいて説得力がある。多分、子供は一見未成熟でも、オトナが思う以上に色んなことをちゃんと判ってるんだろうなぁというか。
肝心の主人公の方だけど。
ぶっちゃけワタシは久保田にしか興味なかったんだけど、5巻の「逃げんのヤメた」のコマの時任はすんごい美人だと思った。>をい
峰倉さんのキャラで一番の美人は三蔵だよなぁと思ってる、八戒ファンのアタシですが。うっかり目が釘付けになったよ。
それにしても、時任の名前が時任三郎からきてたとわ。流石は1996年(笑)。
久保田の方は相変わらずでしたがね。どこがって、小学生にまでその色目はないだろ、みたいな?>翔太に「おかえり。」っつったコマ
いや、真面目な話、久保田って普段は眼鏡かけたり元々細目だったりで、はっきり眼が描かれないことが多いんだけど、その分、偶に描かれる眼がすんごい表情豊か。作者の有り余る思い入れをビシビシ感じる。
あと。
アタシ好みのオヤジNo.1の葛西刑事も、相変わらずのオヤジっぷりに加えて微妙な保護者っぷりがステキだった。彼の、久保田との距離のとり方が好きだな。
なんとなく、WA全体の「語り部」は葛西刑事なんじゃないかとか思ったり。>希望的観測
ISBN:4199603190 コミック 峰倉 かずや 徳間書店 2006/06/24 ¥680
最遊記RELOAD (6)
2006年2月27日 漫画感想
ついに裏表紙を飾った雀呂。
6巻では、すっかり良いヤツ、を通り越して、不憫なヤツになってますが(いや、最初から不憫だったかも)。
ストーリー上での重要性のわりに作者から愛を受けている様子なのがせめてもの救いかと。
それはともかく。
ヘイゼル編の中盤、だけど殆どヘイゼルの出てない6巻。
終わり方がまたとんでもない;;
こ、これで何ヶ月待てと?
そんな6巻のベストショットは、
八戒のうなじ。
これでしょう!
と、思ったら、何故だか6巻では八戒のうなじが多い気がするけど、ベストにあげるのは勿論、橋の上での58会話での八戒です。
冗談めかして、次に一緒になるなら殺しても死ななそうな女性、と言う八戒がふと黙ったのに眼を向ける悟浄と、俯いている八戒、そして煙草をふかす悟浄のコマ。
なんというか、この間の取り具合が好きだ。科白ひとつなく(八戒に至っては表情も見えないのに)二人の感情の動きが表現されてるのが凄い。
峰倉さんの漫画で好きなのは、ときどき「うーーーん?」と思うコマがある一方、それを上回る勢いで「おおおおーー!」と思うコマがあるとこです。>日本語書け
では、順を追って感想を。
前半のインチキ道士のエピソード。
なんかアニメで何度かやってそうなネタだったな。
ヘイゼルが戻ってくるまでの時間稼ぎにしては、今ひとつ;;
ただ。
インチキ道士のルックスが好みだった>え゛え゛?
相変わらず峰倉さんの描くオヤジは素晴らしい。
こんなにオヤジを味わい深く描ける女性の漫画家さんって少ないと思う。因みに、一番好きなのは『WILD ADAPTER』の葛西刑事。>オヤジ好み
後半、極めてオーソドックスな悪役っぷりの烏哭にあらぬことを吹き込まれた(あながちあらぬことでもないか・・・)ヘイゼルと再会。
いやぁ、清々しいまでの「険悪」を絵に描くとああなるんですね!
でも「あの」八戒相手に互角に張り合ってるヘイゼルってスゴイ。
それだけでも、今までで最強の敵といって良いんでは。
因みに、上海蟹を食べたことないんで、タラバとどっちが美味しいのか判りません。
そして。
三蔵を探しに来た悟空が、「別に何処にも行きゃしねぇよ」と言う三蔵に「ホントにか?」と真剣に問うと、その様子に「どうした?」って問い掛ける三蔵の表情がなんとも〜〜///。
見てるこっちが照れちまう;;>なぜ
ヘイゼルの生き返らせた人間達が幸せそうなのを見て、死んだ人を生き返らせることを改めて考えた悟空に、「お前だったらどうしたい」と自分自身が生き返らせて欲しいかを考えさせ、生き返らせることより、生きることを考えろと諭した三蔵。
なんか三蔵と悟空のああいう会話って、今までありそうでなかった気がする。物凄く好きだーー!!
三蔵の言葉に吹っ切れたような悟空が良かった。
で。
その直後がアレですか;;
誰のどんな攻撃だったのか、全然判らないんだけど。
悟空を一瞬であんなにするって;;
次巻が待ちきれないーー。
それにしても、最後の三蔵と悟空の会話。
三蔵自身は吹っ切れてるとはいえない気がする。
それでも悟空を納得させられるのが三蔵なんだけど。
悟空がどうなるかよりも、三蔵がこの状況でどう動くのか、って方が気になる。
ISBN:4758052050 コミック 峰倉 かずや 一賽舎 2006/01/25 ¥760
6巻では、すっかり良いヤツ、を通り越して、不憫なヤツになってますが(いや、最初から不憫だったかも)。
ストーリー上での重要性のわりに作者から愛を受けている様子なのがせめてもの救いかと。
それはともかく。
ヘイゼル編の中盤、だけど殆どヘイゼルの出てない6巻。
終わり方がまたとんでもない;;
こ、これで何ヶ月待てと?
そんな6巻のベストショットは、
八戒のうなじ。
これでしょう!
と、思ったら、何故だか6巻では八戒のうなじが多い気がするけど、ベストにあげるのは勿論、橋の上での58会話での八戒です。
冗談めかして、次に一緒になるなら殺しても死ななそうな女性、と言う八戒がふと黙ったのに眼を向ける悟浄と、俯いている八戒、そして煙草をふかす悟浄のコマ。
なんというか、この間の取り具合が好きだ。科白ひとつなく(八戒に至っては表情も見えないのに)二人の感情の動きが表現されてるのが凄い。
峰倉さんの漫画で好きなのは、ときどき「うーーーん?」と思うコマがある一方、それを上回る勢いで「おおおおーー!」と思うコマがあるとこです。>日本語書け
では、順を追って感想を。
前半のインチキ道士のエピソード。
なんかアニメで何度かやってそうなネタだったな。
ヘイゼルが戻ってくるまでの時間稼ぎにしては、今ひとつ;;
ただ。
インチキ道士のルックスが好みだった>え゛え゛?
相変わらず峰倉さんの描くオヤジは素晴らしい。
こんなにオヤジを味わい深く描ける女性の漫画家さんって少ないと思う。因みに、一番好きなのは『WILD ADAPTER』の葛西刑事。>オヤジ好み
後半、極めてオーソドックスな悪役っぷりの烏哭にあらぬことを吹き込まれた(あながちあらぬことでもないか・・・)ヘイゼルと再会。
いやぁ、清々しいまでの「険悪」を絵に描くとああなるんですね!
でも「あの」八戒相手に互角に張り合ってるヘイゼルってスゴイ。
それだけでも、今までで最強の敵といって良いんでは。
因みに、上海蟹を食べたことないんで、タラバとどっちが美味しいのか判りません。
そして。
三蔵を探しに来た悟空が、「別に何処にも行きゃしねぇよ」と言う三蔵に「ホントにか?」と真剣に問うと、その様子に「どうした?」って問い掛ける三蔵の表情がなんとも〜〜///。
見てるこっちが照れちまう;;>なぜ
ヘイゼルの生き返らせた人間達が幸せそうなのを見て、死んだ人を生き返らせることを改めて考えた悟空に、「お前だったらどうしたい」と自分自身が生き返らせて欲しいかを考えさせ、生き返らせることより、生きることを考えろと諭した三蔵。
なんか三蔵と悟空のああいう会話って、今までありそうでなかった気がする。物凄く好きだーー!!
三蔵の言葉に吹っ切れたような悟空が良かった。
で。
その直後がアレですか;;
誰のどんな攻撃だったのか、全然判らないんだけど。
悟空を一瞬であんなにするって;;
次巻が待ちきれないーー。
それにしても、最後の三蔵と悟空の会話。
三蔵自身は吹っ切れてるとはいえない気がする。
それでも悟空を納得させられるのが三蔵なんだけど。
悟空がどうなるかよりも、三蔵がこの状況でどう動くのか、って方が気になる。
ISBN:4758052050 コミック 峰倉 かずや 一賽舎 2006/01/25 ¥760
フルーツバスケット (19)
2006年2月19日 漫画感想
イマサラれびゅー。
表紙は翔。
翔の彼女の小牧ちゃんも登場な巻だけど、一番気になったのは、小牧ちゃんとは同棲してんですか?ってとこだったり。しかも姑(翔の母親)と同居?
思いがけず好きな人を傷付けてしまい、相手と同じ目線に辿り着きたい、一握りでも理解したい。その気持ちで変わった翔。
小牧を好きだからこそだけど、人を好きになるとこんな風に自分を変える力が手に入るんだよな。
そのエピソードも良かったんだけど。
何よりも、待ちに待ったキョン透ですよ!
すっかりらぶらぶモードで嬉しい限りです。
折角デートに誘ったのに、卵を買いに行きたいと言われて、拗ねてる夾が可愛い、可愛い!>落ち着け
とはいえ、由希の「母親と新しい恋人に挟まれた息子の心境」っていう例えはどうなんだ!そこまで透=母親を引っ張らなくても!
今日子さんの命日に、お墓で透のお祖父さんに出会って、透が父親を真似たしゃべり方をし始めた訳を聞いた夾が、自分が幼い頃今日子から聞いた言葉を透に伝えるため、透にわざと父親のことを尋ねるところ、最初は夾らしくないように思ったけど、それだけ夾も大人になったんだなぁ。子どもの成長は本当にあっという間だね(しみじみ)。
それにしても、夾も由希も幼い頃透に会ってるなんて(夾の方は会ってるとは言わないか)、なんて小さな街なんだ(笑)。
綾女が高校時代にこっぴどく振った(振ったという以上だな、あれは)女の子のエピソード、あれって確か随分前に伏線があったような。由希や夾もそうだけど、各キャラのエピソードはかなり最初の頃から考えられてたようで、次々伏線回収がされるのはお見事。
由希から彼女のことを聞いた綾女が、いつもの彼らしくなく(?)、どこか呆然と過去を思い出し、心から謝罪したそうにしてたのが印象的だった。
でも、当時は本気で彼女の心が判ってなかった綾女よりも、判ってるくせに残酷な科白を傍から投げかける紫呉の方がどうかと思うけど(つくづく、はとりは偉大だ・・・)。
そんな紫呉。いよいよ本領(?)を発揮しつつある様子。
自分の「優しさ」は急ごしらえの後付け品で、はとりのような「本物」には敵わないなんて言ってるけど、好きな人に優しくしようとする気持ちに、本物だのニセ物だのはないと思うけど。
ただ紫呉にしてみれば、慊人が周りの変化に置き去りにされないよう、厳しく接してるだけってことのような。それも優しさなんではないかと。慊人の望む優しさではなくとも。
「僕は慊人の“父親”になりたいわけじゃないんだよ」って言う紫呉を見ると、なんだか慊人に対する強い執着を感じる。
だから、そのこと(はとりの優しさとは違うこと)を“悲しい”と思う必要もないんじゃないか。
“悲しい”と思わない自分を“歪み”と呼んで、こんな自分こそ透が必要かも、と言う紫呉なんだけど。
―――ちょっと待って。
紫呉までそんな;;
透は女神じゃないんだからさ;;
そういえば、19巻は、申のりっちゃん以外久し振りの十二支総出演だったな。楽羅とリンはちょっとだけだったけど。
しっかし、紅葉が!紅葉が!>落ち着け
な、なんだ、もうすっかり外観が王子様じゃないかーー!!内面は変わってないけど。成長が一番楽しみなキャラだったけど、期待以上だよ。
あと、前からだけど燈路が随分大人っぽくなった、お兄ちゃんになったせいか。いや、ある意味前から大人びた生意気さはあったけど(笑)、そういうところ以外に。燈路と杞紗を見てると、燈路の方が年下とは思えないし。
でも、みんなが避けて通る橋をあえて通ろうとする天然さが可愛いな。
ISBN:4592178890 コミック 高屋 奈月 白泉社 2006/01/19 ¥410
表紙は翔。
翔の彼女の小牧ちゃんも登場な巻だけど、一番気になったのは、小牧ちゃんとは同棲してんですか?ってとこだったり。しかも姑(翔の母親)と同居?
思いがけず好きな人を傷付けてしまい、相手と同じ目線に辿り着きたい、一握りでも理解したい。その気持ちで変わった翔。
小牧を好きだからこそだけど、人を好きになるとこんな風に自分を変える力が手に入るんだよな。
そのエピソードも良かったんだけど。
何よりも、待ちに待ったキョン透ですよ!
すっかりらぶらぶモードで嬉しい限りです。
折角デートに誘ったのに、卵を買いに行きたいと言われて、拗ねてる夾が可愛い、可愛い!>落ち着け
とはいえ、由希の「母親と新しい恋人に挟まれた息子の心境」っていう例えはどうなんだ!そこまで透=母親を引っ張らなくても!
今日子さんの命日に、お墓で透のお祖父さんに出会って、透が父親を真似たしゃべり方をし始めた訳を聞いた夾が、自分が幼い頃今日子から聞いた言葉を透に伝えるため、透にわざと父親のことを尋ねるところ、最初は夾らしくないように思ったけど、それだけ夾も大人になったんだなぁ。子どもの成長は本当にあっという間だね(しみじみ)。
それにしても、夾も由希も幼い頃透に会ってるなんて(夾の方は会ってるとは言わないか)、なんて小さな街なんだ(笑)。
綾女が高校時代にこっぴどく振った(振ったという以上だな、あれは)女の子のエピソード、あれって確か随分前に伏線があったような。由希や夾もそうだけど、各キャラのエピソードはかなり最初の頃から考えられてたようで、次々伏線回収がされるのはお見事。
由希から彼女のことを聞いた綾女が、いつもの彼らしくなく(?)、どこか呆然と過去を思い出し、心から謝罪したそうにしてたのが印象的だった。
でも、当時は本気で彼女の心が判ってなかった綾女よりも、判ってるくせに残酷な科白を傍から投げかける紫呉の方がどうかと思うけど(つくづく、はとりは偉大だ・・・)。
そんな紫呉。いよいよ本領(?)を発揮しつつある様子。
自分の「優しさ」は急ごしらえの後付け品で、はとりのような「本物」には敵わないなんて言ってるけど、好きな人に優しくしようとする気持ちに、本物だのニセ物だのはないと思うけど。
ただ紫呉にしてみれば、慊人が周りの変化に置き去りにされないよう、厳しく接してるだけってことのような。それも優しさなんではないかと。慊人の望む優しさではなくとも。
「僕は慊人の“父親”になりたいわけじゃないんだよ」って言う紫呉を見ると、なんだか慊人に対する強い執着を感じる。
だから、そのこと(はとりの優しさとは違うこと)を“悲しい”と思う必要もないんじゃないか。
“悲しい”と思わない自分を“歪み”と呼んで、こんな自分こそ透が必要かも、と言う紫呉なんだけど。
―――ちょっと待って。
紫呉までそんな;;
透は女神じゃないんだからさ;;
そういえば、19巻は、申のりっちゃん以外久し振りの十二支総出演だったな。楽羅とリンはちょっとだけだったけど。
しっかし、紅葉が!紅葉が!>落ち着け
な、なんだ、もうすっかり外観が王子様じゃないかーー!!内面は変わってないけど。成長が一番楽しみなキャラだったけど、期待以上だよ。
あと、前からだけど燈路が随分大人っぽくなった、お兄ちゃんになったせいか。いや、ある意味前から大人びた生意気さはあったけど(笑)、そういうところ以外に。燈路と杞紗を見てると、燈路の方が年下とは思えないし。
でも、みんなが避けて通る橋をあえて通ろうとする天然さが可愛いな。
ISBN:4592178890 コミック 高屋 奈月 白泉社 2006/01/19 ¥410
BLEACH (20)
2006年1月14日 漫画感想
ずっと書きそびれてた『BLEACH』20巻感想ーー!>ええ今頃ね
でも何を書こうとしてたか殆ど忘れたので(をい;;)簡単に。
「誰一人理解していなかっただけだ。本当の僕の姿をね」
と嘯く藍染だけど、思わず
「誰も本当の僕を理解してくれないんだ;;」とか言って膝を抱え込んでる藍染クンを想像しました。
理解されたいなら理解されるよう努力しないとね。
『温厚で誰からも慕われる藍染隊長』が彼の理想だったんで、一生懸命に理想像を演じてきたけど、やっぱり実像とかけ離れてて演じるのが辛くなり、こうなりゃ天に立とう!そしたら理想の藍染隊長になれる!と信じて今回の事件を起こした、実は理想家で努力家の藍染サン。だったり。
いや、なんとなく、最初から誰も天に立ってなどいない、そのことに空虚さを感じてるような気がしたんだけど。
それに、本誌をたまに読んでた頃に雛森殺したシーンを見たとき、「これって極悪キャラ?まっくろくろすけー!」と大喜びしたけど、コミックスでこの辺読むと、どうも違うっぽい気が。
大体、雛森を吉良や日番谷と殺し合わせたとか言ってるけど、雛森が剣術強くないことは知ってるはずだし、たとえ雛森が本気で殺そうとしても吉良や日番谷が雛森を殺すわけないのも明白だし。
なーんだ、つまらん。>をい
できれば、実はイイヤツだったというオチは避けて欲しいような。
でもルキアは本気で殺すつもりだったように見えるな。なんで殺す必要があったのか判らないけど(白哉の妹らぶ復活のためとしか)。
それにしても、市丸はどうして乱菊の前でだけあんなしおらしい表情するんだか。最初から一貫して悪役ぶってるけど、一番掴めないキャラだな。そういう意味では一番興味をそそる。
あと、どうも東仙は哀れっぽい印象が拭えないのはなんでだろ;;藍染と市丸が仲良さ過ぎなせいか(ゴメンナサイ、アタシの腐った眼にはどっちも受けに見える・・・)。
ところで、冒頭の日番谷隊長の誕生日ネタ番外編で初めてわかったけど、流魂街出身者と違って、白哉とか夜一とかの貴族は尸魂界で生まれたんだね。「朽木家」とかいうけど、擬似家族なのに何が「家」だ?何で養女?と不思議だったけど、やっと判った。
でも尸魂界で生まれるってどういうこと?魂魄同士で子供つくれるんか??
それはともかく。
日番谷隊長ったら可愛い。
特に「あん?」って言ってるコマ。
ISBN:4088738837 コミック 久保 帯人 集英社 2005/12/02 ¥410
でも何を書こうとしてたか殆ど忘れたので(をい;;)簡単に。
「誰一人理解していなかっただけだ。本当の僕の姿をね」
と嘯く藍染だけど、思わず
「誰も本当の僕を理解してくれないんだ;;」とか言って膝を抱え込んでる藍染クンを想像しました。
理解されたいなら理解されるよう努力しないとね。
『温厚で誰からも慕われる藍染隊長』が彼の理想だったんで、一生懸命に理想像を演じてきたけど、やっぱり実像とかけ離れてて演じるのが辛くなり、こうなりゃ天に立とう!そしたら理想の藍染隊長になれる!と信じて今回の事件を起こした、実は理想家で努力家の藍染サン。だったり。
いや、なんとなく、最初から誰も天に立ってなどいない、そのことに空虚さを感じてるような気がしたんだけど。
それに、本誌をたまに読んでた頃に雛森殺したシーンを見たとき、「これって極悪キャラ?まっくろくろすけー!」と大喜びしたけど、コミックスでこの辺読むと、どうも違うっぽい気が。
大体、雛森を吉良や日番谷と殺し合わせたとか言ってるけど、雛森が剣術強くないことは知ってるはずだし、たとえ雛森が本気で殺そうとしても吉良や日番谷が雛森を殺すわけないのも明白だし。
なーんだ、つまらん。>をい
できれば、実はイイヤツだったというオチは避けて欲しいような。
でもルキアは本気で殺すつもりだったように見えるな。なんで殺す必要があったのか判らないけど(白哉の妹らぶ復活のためとしか)。
それにしても、市丸はどうして乱菊の前でだけあんなしおらしい表情するんだか。最初から一貫して悪役ぶってるけど、一番掴めないキャラだな。そういう意味では一番興味をそそる。
あと、どうも東仙は哀れっぽい印象が拭えないのはなんでだろ;;藍染と市丸が仲良さ過ぎなせいか(ゴメンナサイ、アタシの腐った眼にはどっちも受けに見える・・・)。
ところで、冒頭の日番谷隊長の誕生日ネタ番外編で初めてわかったけど、流魂街出身者と違って、白哉とか夜一とかの貴族は尸魂界で生まれたんだね。「朽木家」とかいうけど、擬似家族なのに何が「家」だ?何で養女?と不思議だったけど、やっと判った。
でも尸魂界で生まれるってどういうこと?魂魄同士で子供つくれるんか??
それはともかく。
日番谷隊長ったら可愛い。
特に「あん?」って言ってるコマ。
ISBN:4088738837 コミック 久保 帯人 集英社 2005/12/02 ¥410
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 (1)
2005年10月31日 漫画感想
何かとロージーをいたぶるムヒョが可愛い。
わざと憎まれ口叩いて悪役ヅラなムヒョが可愛い。
ロージーに背負われて寝てるムヒョが可愛い。
――― というのはともかく。
死んでも現世に強い思いを残す霊の切なさや哀しさと、その思いを受け止め遺されて生きる人たち、そして、そんな彼らの思いを汲んで刑を執行するムヒョの判り辛い優しさと、彼を支える助手ロージーとの凸凹コンビぶり―――というのも確かに面白いんだけれど。
ムヒョ最大の敵であるエンチューとの確執の切欠が『才能』であったこと、そして天才と誉めそやされるムヒョの助手としての自信が持てずに自分には才能がないと落ち込むロージーの成長話でもあることから、この作品で描かれる『才能』とは何かが興味深い。
ムヒョの足を引っ張るばかりで落ち込むロージーが、ムヒョに選ばれたことに自信をもてとヨイチに言われ、かつてない力を発揮する。
けれど、その後やはり上手くフダを使えず、力を発揮できたときと違って今の自分には「思い」が足りないせいかと気付くシーンがある。
コミックス3巻まででは未だはっきり描かれていないけれど、想像するにこの「思い」が魔法律を使いこなす『才能』なんじゃなかろうか。
別に魔法律でなくても。
例えば、やりたい仕事やなりたいものがあるけれど、自分にはその才能がないんじゃないか?と自信をもてずに尻込みしてしまうことも多い。でも、それって、「才能がない」ことを自分への言い訳にしているような気もする。
どれほど努力しても、生来の才能とやらがないと本当にその仕事はできないのか?
そうではなく、強く目的意識をもって、それをやると自分に言い聞かせること、その「思い」を強くもつことの方が大事、ということかも知れない。
エンチューは執行人になるために凄まじい努力をしたけれど、それは貧乏な家と病気の母親を助けるためだった。もちろん親孝行なのは感心だ。けれど、そもそも執行人とは、霊に苦しむ人を助けるのが目的なのに、エンチューにはそういう正義感が乏しかったようにも見える。
エンチューに足りなかったものは、何のために執行人になりたいのか、執行人として何をなそうとするか、という目的意識だったのではないかという気がする。
そして、「天才」の評価に執着しながらムヒョに負け、彼に憎悪と殺意を抱くエンチューに向かって、「凡人」と言い放って彼の神経を逆撫でするムヒョ。他にもことあるごとに「凡人」を見下す発言を繰り返すムヒョだけど、彼自身が一番才能というものに懐疑とか不信を抱いているようにも見えるのは気のせいだろうか。
ムヒョが才能をどう捉えているのかとか、ロージーを助手に選んだ理由とかが、今後どう描かれていくのか楽しみ。
ISBN:4088738276 コミック 西 義之 集英社 2005/05/02 ¥410
わざと憎まれ口叩いて悪役ヅラなムヒョが可愛い。
ロージーに背負われて寝てるムヒョが可愛い。
――― というのはともかく。
死んでも現世に強い思いを残す霊の切なさや哀しさと、その思いを受け止め遺されて生きる人たち、そして、そんな彼らの思いを汲んで刑を執行するムヒョの判り辛い優しさと、彼を支える助手ロージーとの凸凹コンビぶり―――というのも確かに面白いんだけれど。
ムヒョ最大の敵であるエンチューとの確執の切欠が『才能』であったこと、そして天才と誉めそやされるムヒョの助手としての自信が持てずに自分には才能がないと落ち込むロージーの成長話でもあることから、この作品で描かれる『才能』とは何かが興味深い。
ムヒョの足を引っ張るばかりで落ち込むロージーが、ムヒョに選ばれたことに自信をもてとヨイチに言われ、かつてない力を発揮する。
けれど、その後やはり上手くフダを使えず、力を発揮できたときと違って今の自分には「思い」が足りないせいかと気付くシーンがある。
コミックス3巻まででは未だはっきり描かれていないけれど、想像するにこの「思い」が魔法律を使いこなす『才能』なんじゃなかろうか。
別に魔法律でなくても。
例えば、やりたい仕事やなりたいものがあるけれど、自分にはその才能がないんじゃないか?と自信をもてずに尻込みしてしまうことも多い。でも、それって、「才能がない」ことを自分への言い訳にしているような気もする。
どれほど努力しても、生来の才能とやらがないと本当にその仕事はできないのか?
そうではなく、強く目的意識をもって、それをやると自分に言い聞かせること、その「思い」を強くもつことの方が大事、ということかも知れない。
エンチューは執行人になるために凄まじい努力をしたけれど、それは貧乏な家と病気の母親を助けるためだった。もちろん親孝行なのは感心だ。けれど、そもそも執行人とは、霊に苦しむ人を助けるのが目的なのに、エンチューにはそういう正義感が乏しかったようにも見える。
エンチューに足りなかったものは、何のために執行人になりたいのか、執行人として何をなそうとするか、という目的意識だったのではないかという気がする。
そして、「天才」の評価に執着しながらムヒョに負け、彼に憎悪と殺意を抱くエンチューに向かって、「凡人」と言い放って彼の神経を逆撫でするムヒョ。他にもことあるごとに「凡人」を見下す発言を繰り返すムヒョだけど、彼自身が一番才能というものに懐疑とか不信を抱いているようにも見えるのは気のせいだろうか。
ムヒョが才能をどう捉えているのかとか、ロージーを助手に選んだ理由とかが、今後どう描かれていくのか楽しみ。
ISBN:4088738276 コミック 西 義之 集英社 2005/05/02 ¥410
BLEACH (19)
2005年10月21日 漫画感想
殆どが一護vs白哉兄さんで、話があんまり進んでない。
印象的だったのは、虚を引っ込ませて仕切り直しをした一護に向けた、白哉のふっきったような表情。それまで一護を見下してたというか格下と扱ってた(おんなじか)のが、対等の存在として一護と向き合った感じ。「貴様」だったのが「兄」に変わったし。一護もそんな白哉の変化を悟ったように、表情が穏やかになったようなのも面白い。
でも、この展開だと今のところは白哉の方が一護より強いってことだよな。
それにしても、尸魂界(少なくとも流魂街)では擬似家族つくってたと思ったのに、なぜ白哉が「家」に捕らわれるのか判らないな。
白哉が海燕を気に入らない理由は、てっきり可愛いルキアを苦しめたせいだと思ってたけど違うのか。
白哉と海燕って四大貴族の坊ちゃん同士で幼馴染とかだったりするのかも。馴れ馴れしく話しかけるチビ海燕に、内心苦々しく思いながら上辺だけ合わせてるチビ白哉とか。そんな画が見たい!
そして、久し振りの日番谷隊長!と乱菊姐さん。
吉良クン・・・ど、どしたの?おかしいよ、すんごく。洗脳でもされました?;;
それを心配してる様子の乱菊姐さんがイイ。面倒見の良いお姉さんって感じで後輩の心配しながら、副官として隊長のサポートも怠らないデキル女の鑑だね。
それにしても、とことん市丸とかアノお方とかに利用されまくってる印象の日番谷隊長と、そのとばっちり受けてる乱菊。
十番隊って貧乏くじな気がする;;
ISBN:4088738624 コミック 久保 帯人 集英社 2005/10/04 ¥410
印象的だったのは、虚を引っ込ませて仕切り直しをした一護に向けた、白哉のふっきったような表情。それまで一護を見下してたというか格下と扱ってた(おんなじか)のが、対等の存在として一護と向き合った感じ。「貴様」だったのが「兄」に変わったし。一護もそんな白哉の変化を悟ったように、表情が穏やかになったようなのも面白い。
でも、この展開だと今のところは白哉の方が一護より強いってことだよな。
それにしても、尸魂界(少なくとも流魂街)では擬似家族つくってたと思ったのに、なぜ白哉が「家」に捕らわれるのか判らないな。
白哉が海燕を気に入らない理由は、てっきり可愛いルキアを苦しめたせいだと思ってたけど違うのか。
白哉と海燕って四大貴族の坊ちゃん同士で幼馴染とかだったりするのかも。馴れ馴れしく話しかけるチビ海燕に、内心苦々しく思いながら上辺だけ合わせてるチビ白哉とか。そんな画が見たい!
そして、久し振りの日番谷隊長!と乱菊姐さん。
吉良クン・・・ど、どしたの?おかしいよ、すんごく。洗脳でもされました?;;
それを心配してる様子の乱菊姐さんがイイ。面倒見の良いお姉さんって感じで後輩の心配しながら、副官として隊長のサポートも怠らないデキル女の鑑だね。
それにしても、とことん市丸とかアノお方とかに利用されまくってる印象の日番谷隊長と、そのとばっちり受けてる乱菊。
十番隊って貧乏くじな気がする;;
ISBN:4088738624 コミック 久保 帯人 集英社 2005/10/04 ¥410
本屋さんに平積みされてる表紙が、作中の水野の裃と同様、やけに目立ってて、それに惹かれてつい買ってしまった。
帯には「男女逆転大奥。将軍は女、大奥には美男三千人。」
いやー、面白かった!そして、これからが更に楽しみ。
とにかく吉宗(♀)が男前でカッコ良い!
大奥の水野(♂)もいなせでイイ男だ。てっきり水野が主人公なんだと思ったのに、途中退場したのはちょっと残念。
しかも倹約家の吉宗が、財政難のため大奥の人員削減で美男50人に暇を出したので、見栄えのイイ男の多くが途中退場。
そんな訳で、この作品は逆ハーレムの話ではないし、BLでもない。
若い男の致死率の高い病が蔓延した結果、男子の人口が女子の4分の1となったせいで、女が全ての労働力の担い手となり、家業もそして将軍職も女子が継ぐようになった世界。
まさしく男女逆転の世界の描写、特にそこでの常識が逆転してる様が最初は面白かったんだけど。
読んでいくうちに、作品冒頭でこの世界が男女逆転した経緯をなんで描いてあったのか疑問になった。ただ逆転した社会を面白可笑しく描くだけなら最初からそういう世界を描けば良いだけなのに、経緯を描いても却って説得力に欠けるじゃないか?つまり、男子の人口が4分の1になったからって政治の中枢まで女子が占める世界になるの?という気がするし。
その疑問が解けるのは、即位した八代将軍吉宗がこの国の成り立ちに疑問を持って調べ始める、第一巻の末尾。つまり「逆転した」ということにこそ意味があるらしい。
これを今後どう料理していくのかが非常に楽しみ。
徳川吉宗やその側近加納久通、大岡越前守等、歴史上の有名人が実は女だったんですよ、などというアイロニーだけではないだろうから。
ISBN:4592143019 コミック よしなが ふみ 白泉社 2005/09/29 ¥600
帯には「男女逆転大奥。将軍は女、大奥には美男三千人。」
いやー、面白かった!そして、これからが更に楽しみ。
とにかく吉宗(♀)が男前でカッコ良い!
大奥の水野(♂)もいなせでイイ男だ。てっきり水野が主人公なんだと思ったのに、途中退場したのはちょっと残念。
しかも倹約家の吉宗が、財政難のため大奥の人員削減で美男50人に暇を出したので、見栄えのイイ男の多くが途中退場。
そんな訳で、この作品は逆ハーレムの話ではないし、BLでもない。
若い男の致死率の高い病が蔓延した結果、男子の人口が女子の4分の1となったせいで、女が全ての労働力の担い手となり、家業もそして将軍職も女子が継ぐようになった世界。
まさしく男女逆転の世界の描写、特にそこでの常識が逆転してる様が最初は面白かったんだけど。
読んでいくうちに、作品冒頭でこの世界が男女逆転した経緯をなんで描いてあったのか疑問になった。ただ逆転した社会を面白可笑しく描くだけなら最初からそういう世界を描けば良いだけなのに、経緯を描いても却って説得力に欠けるじゃないか?つまり、男子の人口が4分の1になったからって政治の中枢まで女子が占める世界になるの?という気がするし。
その疑問が解けるのは、即位した八代将軍吉宗がこの国の成り立ちに疑問を持って調べ始める、第一巻の末尾。つまり「逆転した」ということにこそ意味があるらしい。
これを今後どう料理していくのかが非常に楽しみ。
徳川吉宗やその側近加納久通、大岡越前守等、歴史上の有名人が実は女だったんですよ、などというアイロニーだけではないだろうから。
ISBN:4592143019 コミック よしなが ふみ 白泉社 2005/09/29 ¥600
フルーツバスケット (18)
2005年9月25日 漫画感想
表紙は師匠。夾のお父さん。え?お父さんでしょ?>真顔
そういや実父が別にいたなぁ。顔忘れたケド。
色々あって、あぁもうこの子は!な夾だけど、師匠に出会えてホントに良かったね。勿論透にもだけど。
で、18巻の内容ですが。
最初が生徒会で由希×真知、残りは潑春×依鈴ってカンジ?
夾の出番少ないー!最後にちょっとだけ(ところで夾にはペットボトルより牛乳パックが似合うと思う)。
てっきりTVCMにあった透とらぶらぶなシーンがあると思ったのに。いや、あったけど、次巻予告で。次巻は1月かよ・・・!
あ、でも107話の扉絵がらぶらぶ(笑)。久し振りの夾猫が透に抱かれて幸せそう♪
由希×真知は案外あっさり収まった印象。
でも、真知の気持ちはハッキリしたけど、由希の方はまだ恋愛って自覚は乏しいような?
ところで、翔って真知が雪に足跡つけてた意味はなんとなく判ってたんじゃないかなぁ。で、わざと由希に話して聞かせた。そう思うと策士だね。悪い意味じゃなくて。
複雑な関係だけど、真知に対してはお兄ちゃんとしての感情があるんじゃないかと。
ところで翔の着メロ、何だったのか気になる。
今回、特に良かったのは依鈴!前から好きだったけど、更に好きになった。
17巻で透が紅野から呪いが解けた話とか聞いたシーンで、怒った表情のリンが居たから、てっきり二人の話を聞いて、今まで黙ってた紅野に怒ったんだと思ってたら。
紅野が透を泣かせたから怒ってたとは!しかも紅野を殴りつけるつもりだったなんて、相変わらず超美人さんな外観に似合わぬその男前な発想が素敵だ!(因みに、髪の毛が短くなってぐっとお姉さんになったな)
いつの間にか、魚ちゃん、花ちゃんに負けない透激ラブになったリン。でも透の前では照れて素直になれない。か、可愛い・・・っ!
ところで、そんなリンを利用したあげく、「昔から生理的に気に喰わなかった」とか言う楝。
そんな貴女が生理的に気に喰わないわよ!←大人げなっ!
それにしても、紅野がリンを助けたことを責めた女中頭みたいな(?)オバサン。何者っ!?
草摩家がこういう状態を続けてきた原因というか、何も変えようとしてこなかった大人達ってのが居るんだろうとは以前から思ってたけど、彼女はその象徴みたいなカンジがする。
まぁ続けざるを得ない理由があるんだろうけど。
で、最後はリンに会いにくる(と見せかけて透にも教えようとした相変わらず策略家の)紫呉。
珍しく洋服姿。なんでだろー、この男、洋服姿が妙にエロいんだけど?>腐
それはともかく、透の「そうでなくては駄目です」の科白が切羽詰ってて胸を締め付けるカンジ。
夾への特別な想いを自覚してなかったのか、してても敢えて押し殺そうとしてたのか、これまであまりハッキリ出してなかった感情を今回初めて出した気がする。
なんか夾×透が一気に盛り上がってきたのは良いけど。大丈夫だろうか、色々心配;;
ところで、黒いグレさん。
いずれ呪いが解けるってなんで知ってんだか。腹黒だからか。>違
なに企んでるんだか本心がまだ見えないけど、紫呉が解放したいのは十二支じゃなくて慊人の方なんだろうという気がする。
それにしても楝と「とても」仲良しって、まだ切れてない様子(笑)。きっと楝も利用する気なんだね。さすが黒グレ!
いつものことだけど、フルバのキャラの名は漢字が難しくて感想書くの大変;;
どっかにフルバ辞書とか無い?
ISBN:4592178882 コミック 高屋 奈月 白泉社 2005/09/16 ¥410
そういや実父が別にいたなぁ。顔忘れたケド。
色々あって、あぁもうこの子は!な夾だけど、師匠に出会えてホントに良かったね。勿論透にもだけど。
で、18巻の内容ですが。
最初が生徒会で由希×真知、残りは潑春×依鈴ってカンジ?
夾の出番少ないー!最後にちょっとだけ(ところで夾にはペットボトルより牛乳パックが似合うと思う)。
てっきりTVCMにあった透とらぶらぶなシーンがあると思ったのに。いや、あったけど、次巻予告で。次巻は1月かよ・・・!
あ、でも107話の扉絵がらぶらぶ(笑)。久し振りの夾猫が透に抱かれて幸せそう♪
由希×真知は案外あっさり収まった印象。
でも、真知の気持ちはハッキリしたけど、由希の方はまだ恋愛って自覚は乏しいような?
ところで、翔って真知が雪に足跡つけてた意味はなんとなく判ってたんじゃないかなぁ。で、わざと由希に話して聞かせた。そう思うと策士だね。悪い意味じゃなくて。
複雑な関係だけど、真知に対してはお兄ちゃんとしての感情があるんじゃないかと。
ところで翔の着メロ、何だったのか気になる。
今回、特に良かったのは依鈴!前から好きだったけど、更に好きになった。
17巻で透が紅野から呪いが解けた話とか聞いたシーンで、怒った表情のリンが居たから、てっきり二人の話を聞いて、今まで黙ってた紅野に怒ったんだと思ってたら。
紅野が透を泣かせたから怒ってたとは!しかも紅野を殴りつけるつもりだったなんて、相変わらず超美人さんな外観に似合わぬその男前な発想が素敵だ!(因みに、髪の毛が短くなってぐっとお姉さんになったな)
いつの間にか、魚ちゃん、花ちゃんに負けない透激ラブになったリン。でも透の前では照れて素直になれない。か、可愛い・・・っ!
ところで、そんなリンを利用したあげく、「昔から生理的に気に喰わなかった」とか言う楝。
そんな貴女が生理的に気に喰わないわよ!←大人げなっ!
それにしても、紅野がリンを助けたことを責めた女中頭みたいな(?)オバサン。何者っ!?
草摩家がこういう状態を続けてきた原因というか、何も変えようとしてこなかった大人達ってのが居るんだろうとは以前から思ってたけど、彼女はその象徴みたいなカンジがする。
まぁ続けざるを得ない理由があるんだろうけど。
で、最後はリンに会いにくる(と見せかけて透にも教えようとした相変わらず策略家の)紫呉。
珍しく洋服姿。なんでだろー、この男、洋服姿が妙にエロいんだけど?>腐
それはともかく、透の「そうでなくては駄目です」の科白が切羽詰ってて胸を締め付けるカンジ。
夾への特別な想いを自覚してなかったのか、してても敢えて押し殺そうとしてたのか、これまであまりハッキリ出してなかった感情を今回初めて出した気がする。
なんか夾×透が一気に盛り上がってきたのは良いけど。大丈夫だろうか、色々心配;;
ところで、黒いグレさん。
いずれ呪いが解けるってなんで知ってんだか。腹黒だからか。>違
なに企んでるんだか本心がまだ見えないけど、紫呉が解放したいのは十二支じゃなくて慊人の方なんだろうという気がする。
それにしても楝と「とても」仲良しって、まだ切れてない様子(笑)。きっと楝も利用する気なんだね。さすが黒グレ!
いつものことだけど、フルバのキャラの名は漢字が難しくて感想書くの大変;;
どっかにフルバ辞書とか無い?
ISBN:4592178882 コミック 高屋 奈月 白泉社 2005/09/16 ¥410
BLEACH 18巻
2005年8月20日 漫画感想
注:呆れ返るほど細かくて長い感想です。
まずは表紙の砕蜂。
えーっと、「乳、小さいな」って正直に書いても良いですかー?>誰に聞いてる
久保さんが巨乳を描くときは思いっ切り巨乳なんで、明らかに砕蜂は違うんだろ。いや、体術使うのに巨乳は邪魔だろうけどね。
でも、小さくてもアレじゃ闘いにくいと思うから、さらし巻いて欲しかったなー。女性のさらし姿が好きなワタシ。>は?
で、内容ですが。
ををっ!
久し振りに一護が主役らしく見える!前半部だけだけど。
ルキア救出に成功した一護、は良いけど―――。
ルキアを小脇に抱えた一護の姿が、なんだか犬か猫を抱えてるみたいに見えます;;
いくら斬魄刀を片手に持ってるからって、ヒロインの扱いとしてそれはどうかと思うぞ。しかも恋次に向かって投げるし!
バトンタッチした恋次は斬魄刀持ちながらでも姫だっこしてるってのに。
ルキアに対する感情の違いがこの辺に出てるようで面白かったり。
ヒロインなルキアだけど、恋次があんまり一途なんで恋ルキ推奨なワタシ(笑)。でもルキアはかなり鈍感っぽいから、恋次の苦労は絶えないような。がんばれ、恋次。
で、恋次がルキアと駆け落ち、もとい逃亡後、一護と対峙する白哉兄さんですが。
白哉にしてみれば、思い切って自分の気持ちにケリをつけようとしてる端から、一護が邪魔するってところでしょうな。さながら生殺し状態。
「何故だ」という問いかけから、イライラしてる感じが伝わってくる気がする。
一護は卍解を会得して圧倒的に強くなった、という雰囲気は伝わりますが、まだ本格的な戦闘に入ってないので、どんな風に強くなったのかは判らないな。
斬魄刀も使わずカル〜ク副隊長三人を束にして倒したあたりのコマが、スピード感もあってカッコ良かった。
一方、内輪もめ状態の護廷十三隊。
一番隊山じいの人となりが判明。
早速、ワタシ的『上司にしたい隊長番付』に反映した結果、目出度くワースト3にランクイン(因みに、そもそも組織の長の適性なしと思われるマユリと市丸は番外)。
「世界の正義を蔑ろにしてまで通すべき己の正義など無い」
ときましたか。世界の秩序維持こそが至上命題というワケでしょうか。鉄の掟が結局は秩序の崩壊を呼ぶなんて陳腐な結末は、例を探すのに困らないですけど。
そういえば種デスの某議長と気が合いそうなお言葉ですね。
世界のために人間がある、みたいな。
そんな判らずやの頑固爺にタテつく浮竹と京楽。
うおおおおおーーーッ!!!
こんなに京楽隊長が大活躍するなんて、思いもよらなかった!カッコ良いー!!京楽が何に疑問を抱いて浮竹に同調したのかはサッパリだけど(単にルキアちゃんが可愛いから、とかじゃないでしょうね)。
浮竹隊長、ちゃんと根回ししてたんだね。17巻の感想でさんざけなしてゴメンナサイ;;
でも。
やっぱ部下を連れて行くのは良くないだろ。
京楽隊長も七緒ちゃん巻き添えにするなんてー!
即行で戦線離脱させたから許してあげるけど。>何様
それにしても、浮竹達が登場するや同調する京楽に、当たり前のように随行する七緒に萌え。
16巻で「数歩下がってついて行かせて頂きます」と言ってたので、京楽の行動を判っていたんだろうけど、事前に聞いてたわけではないように思う。京楽のそれまでの様子と彼の性格から判断したんではないかと。
それにしても京楽隊長、和風柄の上着とか、かんざしとか、それに詠唱も和風っぽいのに、開放した斬魄刀が青龍刀みたいな中華風なのにはちょっと笑った。
一方、浮竹隊長の斬魄刀は十手風?アニメのEDで動いた時はカッコ良かったな。
これが始解か卍解か判らないけど、二人掛りでも山じいに勝てる感じはしないなぁ。
傷だらけの上半身が、なんかもう、超人。
炎熱系斬魄刀、流刃若火の業火の描写は迫力。
冒頭のルキアの処刑シーンで、キャラを照らして描写する炎(というか光?)とかもそうだけど、素直に上手いなぁと思える画です。
ところで、コミックス巻末に二人のキャラデータが載ってましたが。
(京楽隊長が「八番隊副隊長」なのは印刷ミスだよな・笑)
浮竹のデータで、
「名前の響きが似ているので日番谷を一方的に気に入っている。
日番谷を見かけるとすぐに食べ物をあげたがる。」
って・・・(爆)。
「一方的」なんだね。でもって、なんで食べ物なの?ペットのつもり?
日番谷の迷惑そうな顔が眼に浮かぶよ。文句言いたいけど、先輩なんで何も言えない、とか。
それにしても、浮竹ってぶっちゃけ変人っぽいところがあるような気がする。いや、良い人なんだけどね!
ところで、弓親は勝ってたけど、一角はどうしたんだろ?
戦線が拡大し過ぎて、追い切れない感じ。
それに、やちると日番谷&乱菊はどこ行ったの!
双極に向かってるハズじゃないのか。
特に日番谷って、処刑を止めるとか言ってなかったかい?邪魔が入るとも思えないけど。
要は、シロちゃんが1コマも登場しなかったのが不満だー!
そして最後は夜一vs砕蜂。
「痛み分けだな」とか言いながら己の優位を確信する砕蜂の小憎らしい表情が可愛い。
しかーし。砕蜂に追い詰められてるフリして、実は力を加減してた夜一さん、なシーンで次巻へ続く。
ところで、志波家って貴族だったんだね。ええっ!?じゃあ岩鷲って貴族のボンなんだ、見えないケド。>酷
相変わらずおっとこ前な空鶴姐さんもちょっと登場してましたが、夜一とは幼馴染とかかな。
ところで、次巻の表紙キャラを無責任に予想してみた。
―――そろそろ市丸じゃないかなぁ?
だって結構重要キャラなのに、まだ表紙になってない、よ・・・ね?>自信ないんか
ISBN:4088738411 コミック 久保 帯人 集英社 2005/08/04 ¥410
まずは表紙の砕蜂。
えーっと、「乳、小さいな」って正直に書いても良いですかー?>誰に聞いてる
久保さんが巨乳を描くときは思いっ切り巨乳なんで、明らかに砕蜂は違うんだろ。いや、体術使うのに巨乳は邪魔だろうけどね。
でも、小さくてもアレじゃ闘いにくいと思うから、さらし巻いて欲しかったなー。女性のさらし姿が好きなワタシ。>は?
で、内容ですが。
ををっ!
久し振りに一護が主役らしく見える!前半部だけだけど。
ルキア救出に成功した一護、は良いけど―――。
ルキアを小脇に抱えた一護の姿が、なんだか犬か猫を抱えてるみたいに見えます;;
いくら斬魄刀を片手に持ってるからって、ヒロインの扱いとしてそれはどうかと思うぞ。しかも恋次に向かって投げるし!
バトンタッチした恋次は斬魄刀持ちながらでも姫だっこしてるってのに。
ルキアに対する感情の違いがこの辺に出てるようで面白かったり。
ヒロインなルキアだけど、恋次があんまり一途なんで恋ルキ推奨なワタシ(笑)。でもルキアはかなり鈍感っぽいから、恋次の苦労は絶えないような。がんばれ、恋次。
で、恋次がルキアと駆け落ち、もとい逃亡後、一護と対峙する白哉兄さんですが。
白哉にしてみれば、思い切って自分の気持ちにケリをつけようとしてる端から、一護が邪魔するってところでしょうな。さながら生殺し状態。
「何故だ」という問いかけから、イライラしてる感じが伝わってくる気がする。
一護は卍解を会得して圧倒的に強くなった、という雰囲気は伝わりますが、まだ本格的な戦闘に入ってないので、どんな風に強くなったのかは判らないな。
斬魄刀も使わずカル〜ク副隊長三人を束にして倒したあたりのコマが、スピード感もあってカッコ良かった。
一方、内輪もめ状態の護廷十三隊。
一番隊山じいの人となりが判明。
早速、ワタシ的『上司にしたい隊長番付』に反映した結果、目出度くワースト3にランクイン(因みに、そもそも組織の長の適性なしと思われるマユリと市丸は番外)。
「世界の正義を蔑ろにしてまで通すべき己の正義など無い」
ときましたか。世界の秩序維持こそが至上命題というワケでしょうか。鉄の掟が結局は秩序の崩壊を呼ぶなんて陳腐な結末は、例を探すのに困らないですけど。
そういえば種デスの某議長と気が合いそうなお言葉ですね。
世界のために人間がある、みたいな。
そんな判らずやの頑固爺にタテつく浮竹と京楽。
うおおおおおーーーッ!!!
こんなに京楽隊長が大活躍するなんて、思いもよらなかった!カッコ良いー!!京楽が何に疑問を抱いて浮竹に同調したのかはサッパリだけど(単にルキアちゃんが可愛いから、とかじゃないでしょうね)。
浮竹隊長、ちゃんと根回ししてたんだね。17巻の感想でさんざけなしてゴメンナサイ;;
でも。
やっぱ部下を連れて行くのは良くないだろ。
京楽隊長も七緒ちゃん巻き添えにするなんてー!
即行で戦線離脱させたから許してあげるけど。>何様
それにしても、浮竹達が登場するや同調する京楽に、当たり前のように随行する七緒に萌え。
16巻で「数歩下がってついて行かせて頂きます」と言ってたので、京楽の行動を判っていたんだろうけど、事前に聞いてたわけではないように思う。京楽のそれまでの様子と彼の性格から判断したんではないかと。
それにしても京楽隊長、和風柄の上着とか、かんざしとか、それに詠唱も和風っぽいのに、開放した斬魄刀が青龍刀みたいな中華風なのにはちょっと笑った。
一方、浮竹隊長の斬魄刀は十手風?アニメのEDで動いた時はカッコ良かったな。
これが始解か卍解か判らないけど、二人掛りでも山じいに勝てる感じはしないなぁ。
傷だらけの上半身が、なんかもう、超人。
炎熱系斬魄刀、流刃若火の業火の描写は迫力。
冒頭のルキアの処刑シーンで、キャラを照らして描写する炎(というか光?)とかもそうだけど、素直に上手いなぁと思える画です。
ところで、コミックス巻末に二人のキャラデータが載ってましたが。
(京楽隊長が「八番隊副隊長」なのは印刷ミスだよな・笑)
浮竹のデータで、
「名前の響きが似ているので日番谷を一方的に気に入っている。
日番谷を見かけるとすぐに食べ物をあげたがる。」
って・・・(爆)。
「一方的」なんだね。でもって、なんで食べ物なの?ペットのつもり?
日番谷の迷惑そうな顔が眼に浮かぶよ。文句言いたいけど、先輩なんで何も言えない、とか。
それにしても、浮竹ってぶっちゃけ変人っぽいところがあるような気がする。いや、良い人なんだけどね!
ところで、弓親は勝ってたけど、一角はどうしたんだろ?
戦線が拡大し過ぎて、追い切れない感じ。
それに、やちると日番谷&乱菊はどこ行ったの!
双極に向かってるハズじゃないのか。
特に日番谷って、処刑を止めるとか言ってなかったかい?邪魔が入るとも思えないけど。
要は、シロちゃんが1コマも登場しなかったのが不満だー!
そして最後は夜一vs砕蜂。
「痛み分けだな」とか言いながら己の優位を確信する砕蜂の小憎らしい表情が可愛い。
しかーし。砕蜂に追い詰められてるフリして、実は力を加減してた夜一さん、なシーンで次巻へ続く。
ところで、志波家って貴族だったんだね。ええっ!?じゃあ岩鷲って貴族のボンなんだ、見えないケド。>酷
相変わらずおっとこ前な空鶴姐さんもちょっと登場してましたが、夜一とは幼馴染とかかな。
ところで、次巻の表紙キャラを無責任に予想してみた。
―――そろそろ市丸じゃないかなぁ?
だって結構重要キャラなのに、まだ表紙になってない、よ・・・ね?>自信ないんか
ISBN:4088738411 コミック 久保 帯人 集英社 2005/08/04 ¥410
ブラックジャックによろしく (10)
2005年7月19日 漫画感想
高速使って車で60分ほどのところのたんぼの真ん中(!)に、美味しい洋食屋さんがありまして。マスターが趣味で営業されてるような鄙びたお店ではありますが、そこの洋食が夫婦揃って好きなもので、わざわざ高速使って行くんですけど(我ながら奇特な客)。
で、その店には大量の漫画本が置いてあって(しかも稀に新作追加)、食事が出来るまで旦那と黙々と漫画を読むのが常。
で、昨日久し振りにその店に行って読んだのが10巻です。11巻まで発売されてますが、未だ店に置いてなかった(笑)。
因みに、旦那が読んでたのは「らんま1/2」。頼むから声出して笑いながら読まないで欲しい。恥ずかしい;;
永大医学部を卒業して医者になりたての研修医の斉藤が、研修で各医科を回り、それぞれが抱える医療の現場の問題に直面しながら、医者として、人間としての成長を遂げる話。
9巻からは精神科編。精神科の患者への医者としての向き合い方、そして患者への社会的偏見が今回の斉藤が直面する問題。
それまでのストーリーも含めた感想としては、医療現場の状況がかなりそれらしく描かれているように思う。
全くの新人として問題に直面する斉藤は読者と同じ立場であり、つきつけられる苛酷な現実にしばしば押し潰されそうになり、その絶望感が、読んでいると息苦しいばかりに伝わってくる。画の迫力も相まって、立て続けに2〜3冊コミックスを読んだら、疲れを感じること甚だしい(尤も、精神科編ではこれまでに比べて斉藤が苦悩することが少ない気がするけど。私の印象では、一番はやはり末期癌患者。次いで小児科)。
しかし、そんな状況でも斉藤は最後まで諦めずに果敢に立ち向かい、最終的にはいずれの問題も明るさを残して終わらせている。
尤も、当然ながらこれは全てフィクションであって、どれほど現実っぽく見えたとしてもやはり現実とはズレがあると思う(現実はもっと苛酷ではないかという意味で)。
もちろん私は医者でも看護士でもないので、リアルな現場なんて知らないけれど、少なくとも患者(の家族)側の視点は持っているから。
正直、その解決方法や受け止める患者の姿等の描写に現実感はやや乏しいように感じる。所詮、作り物だな、という印象は否めない。
が、それで良いのだと思う。
誰しも、どうしようもない現実を漫画で読みたいなんて思わないだろう。少なくとも私はごめんだ。どうしようもない現実なんていくらでも転がっているんだから。特に命に関わる医療の場においては。
少なくとも医療が抱える問題そのものの提示はある程度されている。
その解決方法もかなり具体的に示されている(実現性に乏しいものもあるように思われるけど)。
そして、この作品を読んで、医療を提供する側、される側のそれぞれが、その問題にどう向きあうのかを考えるきっかけになれば、それで作者の目的は達成できているのではないだろうか。
そういう意味で、充分読み応えのある作品だと思う。
ところで皆川さんとここまでの付き合いになるとは思わなかった私。ご両親にご挨拶までした斉藤だけど、研修医のうちは結婚できないよ?
泣いて喜んでる皆川さんのお父さんの姿が涙を誘うけど。
ISBN:4063289893 コミック 佐藤 秀峰 講談社 2004/10/22 ¥560
で、その店には大量の漫画本が置いてあって(しかも稀に新作追加)、食事が出来るまで旦那と黙々と漫画を読むのが常。
で、昨日久し振りにその店に行って読んだのが10巻です。11巻まで発売されてますが、未だ店に置いてなかった(笑)。
因みに、旦那が読んでたのは「らんま1/2」。頼むから声出して笑いながら読まないで欲しい。恥ずかしい;;
永大医学部を卒業して医者になりたての研修医の斉藤が、研修で各医科を回り、それぞれが抱える医療の現場の問題に直面しながら、医者として、人間としての成長を遂げる話。
9巻からは精神科編。精神科の患者への医者としての向き合い方、そして患者への社会的偏見が今回の斉藤が直面する問題。
それまでのストーリーも含めた感想としては、医療現場の状況がかなりそれらしく描かれているように思う。
全くの新人として問題に直面する斉藤は読者と同じ立場であり、つきつけられる苛酷な現実にしばしば押し潰されそうになり、その絶望感が、読んでいると息苦しいばかりに伝わってくる。画の迫力も相まって、立て続けに2〜3冊コミックスを読んだら、疲れを感じること甚だしい(尤も、精神科編ではこれまでに比べて斉藤が苦悩することが少ない気がするけど。私の印象では、一番はやはり末期癌患者。次いで小児科)。
しかし、そんな状況でも斉藤は最後まで諦めずに果敢に立ち向かい、最終的にはいずれの問題も明るさを残して終わらせている。
尤も、当然ながらこれは全てフィクションであって、どれほど現実っぽく見えたとしてもやはり現実とはズレがあると思う(現実はもっと苛酷ではないかという意味で)。
もちろん私は医者でも看護士でもないので、リアルな現場なんて知らないけれど、少なくとも患者(の家族)側の視点は持っているから。
正直、その解決方法や受け止める患者の姿等の描写に現実感はやや乏しいように感じる。所詮、作り物だな、という印象は否めない。
が、それで良いのだと思う。
誰しも、どうしようもない現実を漫画で読みたいなんて思わないだろう。少なくとも私はごめんだ。どうしようもない現実なんていくらでも転がっているんだから。特に命に関わる医療の場においては。
少なくとも医療が抱える問題そのものの提示はある程度されている。
その解決方法もかなり具体的に示されている(実現性に乏しいものもあるように思われるけど)。
そして、この作品を読んで、医療を提供する側、される側のそれぞれが、その問題にどう向きあうのかを考えるきっかけになれば、それで作者の目的は達成できているのではないだろうか。
そういう意味で、充分読み応えのある作品だと思う。
ところで皆川さんとここまでの付き合いになるとは思わなかった私。ご両親にご挨拶までした斉藤だけど、研修医のうちは結婚できないよ?
泣いて喜んでる皆川さんのお父さんの姿が涙を誘うけど。
ISBN:4063289893 コミック 佐藤 秀峰 講談社 2004/10/22 ¥560
スパイラル 推理の絆 (13)
2005年7月2日 漫画感想
ネタバレ感想です。しかも私の無責任な想像が書き散らかしてあります。ミステリ物なので(多分;;)お気をつけ下さい。
↓
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↓
↓
漫喫に最新刊だけ置いてなくて、気になるんで買ってしまった13巻。
うおう!衝撃。
何がって、11巻でいきなりファンタジーになったと思ったら、今度はSF!?
いや待て、これはミステリのはずだ。私は信じてる。
それにしても、カノンの事件以降、歩はめっきり逞しくなったな。なんだか別人さん。
そして明かされたファンタジーな設定に愕然。>11巻
なんだ、そりゃ〜!?
神vs悪魔は何かのネタだろう。・・・多分。
でも「悪魔」の火澄が「神」の歩を殺せないってのは一体ナゼ?
それはともかく、どんどんふくらむ結崎ひよのへの疑惑。
私には盤面上に歩と火澄のほかに、ひよのが駒として用意されてるように思える。清隆と繋がってはいないとは思うけど、清隆が予測してた駒か?
確かに、ひよのが居なかったら歩はここまで来てないし、特にカノンの事件ではカノンを殺してただろう。
でも、あのとき歩がカノンを殺すか殺さないかは、清隆にとってはどっちでも良かったような気がする。歩が殺さなくても、火澄が殺すだろうってことで。
そもそも、ひよのは、カノンの父親がヤイバだってこと、つまりはブレードチルドレンの秘密を歩よりずっと前に知ってたワケで。こんなの、情報収集力が高いとかいうレベルで説明できるかー!
ひよの自身がブレチルという可能性が高いと思うんだけど。
あとは、歩がそのことにどこまで気付いてるかだよな。
「兄貴は確実と思われるものにこそ罠を打つ」
とか言ってるけど。
この科白もひよののことを暗示してる気がする。
しっかし。
それってどんな兄貴だ。>怖すぎ
クライマックスでは歩に向かって実銃向けてそうなひよのですが(ホントか!)、最終的には、歩が運命に勝つ手伝いをしてくれるのは間違いないと信じてます。
「外見かわいいて中身めっちゃ男前」なひよの、好きだー!!
DNA鑑定の結果は次巻以降、のハズだけど、ここまでのネタで想像できる結論はクローンしかない。最近流行りなのか、クローン。
しかも火澄の「どうせ俺も歩もそんなに長くは生きられへん」という科白、ラザの「最後に排除する仕掛け」という科白から考えると、SFでたまにある、細胞分裂の回数を制限するとかで寿命を予め区切られているクローン・・・かな?
でも、それだと
?清隆を排除する仕掛けにはならない
?清隆がヤイバを倒す前に歩は産まれていた
点に疑問が残るんだけど。はて?
そして最後に、衝撃のカノンの死のことだけれど。
そもそも、死んで、勝ったも負けたもないだろ、ってのは取り敢えず置いておいて、この作品中での論理のもとでカノンの死の意味を考えてみると。
火澄がカノンを殺す理由は、なるほど判った。
けれど火澄がカノンを殺すためには、カノンが死を受容しなければならない。
カノンは、火澄が自分を殺すことで火澄を「負け」に追い込み、その結果、歩に「希望」を遺すことでブレチルの未来を護ろうとし、そのために死を受容した、と私は理解したんだけど。
けれど、ブレチルを救えるのは歩で、その歩は火澄を「負け」に追い込むつもりはない。ブレチルが死ぬという運命を歩が変えるためには、歩は清隆に勝つ必要があると考えてはいても、火澄に勝つことが必要ではない。歩は火澄をも救おうとしてるんだから。
だったら、この論理のもとでのカノンの死にはどんな意味があるのか?ってのが未だ判らない。
原作者のあとがきでは、カノンの死は必然で、詳細は次巻以降で、ということだから、最終的にはそれを待つしかないのだけど。
どうやらそろそろ完結が近い様子。エンディングが楽しみ。
ミステリです・・・よ・・・ね・・・?>ちょっと不安;
ISBN:4757513666 コミック 水野 英多 スクウェア・エニックス 2005/04/22 ¥410
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漫喫に最新刊だけ置いてなくて、気になるんで買ってしまった13巻。
うおう!衝撃。
何がって、11巻でいきなりファンタジーになったと思ったら、今度はSF!?
いや待て、これはミステリのはずだ。私は信じてる。
それにしても、カノンの事件以降、歩はめっきり逞しくなったな。なんだか別人さん。
そして明かされたファンタジーな設定に愕然。>11巻
なんだ、そりゃ〜!?
神vs悪魔は何かのネタだろう。・・・多分。
でも「悪魔」の火澄が「神」の歩を殺せないってのは一体ナゼ?
それはともかく、どんどんふくらむ結崎ひよのへの疑惑。
私には盤面上に歩と火澄のほかに、ひよのが駒として用意されてるように思える。清隆と繋がってはいないとは思うけど、清隆が予測してた駒か?
確かに、ひよのが居なかったら歩はここまで来てないし、特にカノンの事件ではカノンを殺してただろう。
でも、あのとき歩がカノンを殺すか殺さないかは、清隆にとってはどっちでも良かったような気がする。歩が殺さなくても、火澄が殺すだろうってことで。
そもそも、ひよのは、カノンの父親がヤイバだってこと、つまりはブレードチルドレンの秘密を歩よりずっと前に知ってたワケで。こんなの、情報収集力が高いとかいうレベルで説明できるかー!
ひよの自身がブレチルという可能性が高いと思うんだけど。
あとは、歩がそのことにどこまで気付いてるかだよな。
「兄貴は確実と思われるものにこそ罠を打つ」
とか言ってるけど。
この科白もひよののことを暗示してる気がする。
しっかし。
それってどんな兄貴だ。>怖すぎ
クライマックスでは歩に向かって実銃向けてそうなひよのですが(ホントか!)、最終的には、歩が運命に勝つ手伝いをしてくれるのは間違いないと信じてます。
「外見かわいいて中身めっちゃ男前」なひよの、好きだー!!
DNA鑑定の結果は次巻以降、のハズだけど、ここまでのネタで想像できる結論はクローンしかない。最近流行りなのか、クローン。
しかも火澄の「どうせ俺も歩もそんなに長くは生きられへん」という科白、ラザの「最後に排除する仕掛け」という科白から考えると、SFでたまにある、細胞分裂の回数を制限するとかで寿命を予め区切られているクローン・・・かな?
でも、それだと
?清隆を排除する仕掛けにはならない
?清隆がヤイバを倒す前に歩は産まれていた
点に疑問が残るんだけど。はて?
そして最後に、衝撃のカノンの死のことだけれど。
そもそも、死んで、勝ったも負けたもないだろ、ってのは取り敢えず置いておいて、この作品中での論理のもとでカノンの死の意味を考えてみると。
火澄がカノンを殺す理由は、なるほど判った。
けれど火澄がカノンを殺すためには、カノンが死を受容しなければならない。
カノンは、火澄が自分を殺すことで火澄を「負け」に追い込み、その結果、歩に「希望」を遺すことでブレチルの未来を護ろうとし、そのために死を受容した、と私は理解したんだけど。
けれど、ブレチルを救えるのは歩で、その歩は火澄を「負け」に追い込むつもりはない。ブレチルが死ぬという運命を歩が変えるためには、歩は清隆に勝つ必要があると考えてはいても、火澄に勝つことが必要ではない。歩は火澄をも救おうとしてるんだから。
だったら、この論理のもとでのカノンの死にはどんな意味があるのか?ってのが未だ判らない。
原作者のあとがきでは、カノンの死は必然で、詳細は次巻以降で、ということだから、最終的にはそれを待つしかないのだけど。
どうやらそろそろ完結が近い様子。エンディングが楽しみ。
ミステリです・・・よ・・・ね・・・?>ちょっと不安;
ISBN:4757513666 コミック 水野 英多 スクウェア・エニックス 2005/04/22 ¥410
ふしぎ遊戯 玄武開伝 (2)
2005年6月17日 漫画感想
1巻の画像がなかったので、2巻のレビュー画面。
時は大正時代。多喜子は、父・永之助が訳した書物「四神天地書」の中に突然吸い込まれ、降り立った異世界で、自分が玄武の巫女だという運命を知らされるが…!?
『ふしぎ遊戯』シリーズのエピソード1。
『ふしぎ遊戯』の朱雀・青龍編はもう10年くらい前なんだな。懐かしい。
読んでいる本の世界に吸い込まれ、そこで巫女となってめくるめく冒険の中、恋に落ちたカッコ良い男の子に護ってもらえる♪なんつー、女の子のツボを抑えた設定で、大人気になったのも頷ける。
朱雀・青龍編は第一部と第二部に分れてるけど、私が特に面白いと思ったのは、鬼宿こと魏が(影の)主役となった第二部の方。本の中の人間である鬼宿が現実世界の人間となったけれど、そこにはある陰謀が隠されていて…という話で、いわば魏の自分探しの物語。第一部で、自分が本の中の人間(=つくりもの)であることを知った鬼宿が美朱と共に居ることを諦めて、「この世界にオレじゃないオレが居るかもしれない」と言った、その科白を完結させる物語で、第一部と第二部を上手くリンクさせて大団円とさせたあたり、ストーリー構成が面白かった。
じゃなくて。
今日の日記は玄武開伝の方だってば;;
10年も経つと絵も変わる・・・と思ったほどには変わってなかった。特に、玄武七星士の虚宿と斗宿は、朱雀・青龍編にも登場していて、その時の印象と殆ど違わない。ほかにも朱雀・青龍編での設定がちらほら見えて、違和感なく『ふしぎ遊戯』の世界に戻ってこられた。
今回の主役は大正時代の女学生で17歳。高校受験から逃避しようとした15歳の美朱よりは少し大人びている。
父親との諍いが原因で、受けとめて欲しい人に拒まれてばかりで自分には居場所がないと思い込み、誘われた異世界で巫女としての自分が必要とされたことから、巫女となる決意をする多喜子。
そして今回のお相手は女宿。女にもなれる男の子(水かぶったら女になるのかと思った私は悪くない;;)。
鬼宿と似た美形だけど、鬼宿とは違ってトラウマのあるところが、人気のツボを抑えてますな。やはり美少年にトラウマは欠かせない。しかも皇族、皇子サマ。文句ないっしょ(笑)。
ただ、既に朱雀・青龍編があるから、その時の設定を大きくいじれない苦労が原作者にはありそう。
美朱と鬼宿があれだけ大騒ぎしてやっとこさ一緒になった以上、多喜子と女宿は結ばれないってことだよなぁ。最初から悲恋が決定済みってのも・・・。
なーんか、女宿って途中で死んでしまいそうな気もする;;
玄武開伝でも既にそうだけど、ふしぎ遊戯って少女漫画の割にサクッとキャラが死ぬんだよな;;
ストーリー上の必要性から、だろうけれど・・・。ちょっと多過ぎな印象も否めない。
因みに、斗宿と虚宿、ソルエンとリムドが既に出来上がってる感じで、明らかに狙ってるとみた。いやもう、最近の少女漫画はそこまで計算するんだね、と感心(違うのか?)。
リムド(女宿)なんて公式設定で女体化だしなぁ。<そのためか
女宿は女体化すると、顔の輪郭まですっかり女の子になるのが面白い。しかも声も女になるらしいし。
柳宿が羨ましがるはずだ(笑)。
ISBN:4091384722 コミック 渡瀬 悠宇 小学館 2004/05/26 ¥410
時は大正時代。多喜子は、父・永之助が訳した書物「四神天地書」の中に突然吸い込まれ、降り立った異世界で、自分が玄武の巫女だという運命を知らされるが…!?
『ふしぎ遊戯』シリーズのエピソード1。
『ふしぎ遊戯』の朱雀・青龍編はもう10年くらい前なんだな。懐かしい。
読んでいる本の世界に吸い込まれ、そこで巫女となってめくるめく冒険の中、恋に落ちたカッコ良い男の子に護ってもらえる♪なんつー、女の子のツボを抑えた設定で、大人気になったのも頷ける。
朱雀・青龍編は第一部と第二部に分れてるけど、私が特に面白いと思ったのは、鬼宿こと魏が(影の)主役となった第二部の方。本の中の人間である鬼宿が現実世界の人間となったけれど、そこにはある陰謀が隠されていて…という話で、いわば魏の自分探しの物語。第一部で、自分が本の中の人間(=つくりもの)であることを知った鬼宿が美朱と共に居ることを諦めて、「この世界にオレじゃないオレが居るかもしれない」と言った、その科白を完結させる物語で、第一部と第二部を上手くリンクさせて大団円とさせたあたり、ストーリー構成が面白かった。
じゃなくて。
今日の日記は玄武開伝の方だってば;;
10年も経つと絵も変わる・・・と思ったほどには変わってなかった。特に、玄武七星士の虚宿と斗宿は、朱雀・青龍編にも登場していて、その時の印象と殆ど違わない。ほかにも朱雀・青龍編での設定がちらほら見えて、違和感なく『ふしぎ遊戯』の世界に戻ってこられた。
今回の主役は大正時代の女学生で17歳。高校受験から逃避しようとした15歳の美朱よりは少し大人びている。
父親との諍いが原因で、受けとめて欲しい人に拒まれてばかりで自分には居場所がないと思い込み、誘われた異世界で巫女としての自分が必要とされたことから、巫女となる決意をする多喜子。
そして今回のお相手は女宿。女にもなれる男の子(水かぶったら女になるのかと思った私は悪くない;;)。
鬼宿と似た美形だけど、鬼宿とは違ってトラウマのあるところが、人気のツボを抑えてますな。やはり美少年にトラウマは欠かせない。しかも皇族、皇子サマ。文句ないっしょ(笑)。
ただ、既に朱雀・青龍編があるから、その時の設定を大きくいじれない苦労が原作者にはありそう。
美朱と鬼宿があれだけ大騒ぎしてやっとこさ一緒になった以上、多喜子と女宿は結ばれないってことだよなぁ。最初から悲恋が決定済みってのも・・・。
なーんか、女宿って途中で死んでしまいそうな気もする;;
玄武開伝でも既にそうだけど、ふしぎ遊戯って少女漫画の割にサクッとキャラが死ぬんだよな;;
ストーリー上の必要性から、だろうけれど・・・。ちょっと多過ぎな印象も否めない。
因みに、斗宿と虚宿、ソルエンとリムドが既に出来上がってる感じで、明らかに狙ってるとみた。いやもう、最近の少女漫画はそこまで計算するんだね、と感心(違うのか?)。
リムド(女宿)なんて公式設定で女体化だしなぁ。<そのためか
女宿は女体化すると、顔の輪郭まですっかり女の子になるのが面白い。しかも声も女になるらしいし。
柳宿が羨ましがるはずだ(笑)。
ISBN:4091384722 コミック 渡瀬 悠宇 小学館 2004/05/26 ¥410
BLEACH (17)
2005年6月11日 漫画感想
『BLEACH』17巻感想。というより妄想。
果てしなく我侭勝手で無責任な妄想につき、真剣に作品やキャラを愛されている方はご注意下さい。
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前半は白哉vs恋次、後半は更木vs東仙、その間で市丸がルキアに嫌がらせ、という構成。ルキアの処刑まであとわずか。
で、主人公は?
―――恋次の回想シーンで数コマだけ。
まぁ、恋次が白哉に牙を突き立てる、あと一歩を踏み出す原動力という重要な役割ではあったけど。でも少し寂しいなぁ。
まずは白哉vs恋次。
恋次が白哉の霊圧を感じて対峙するまでの緊迫感とスピード感溢れる4ページ、アニメでどう表現されるか楽しみ。
ところで、白哉って人の神経逆撫でする科白を平気で吐くけど、本人はそんな気ゼロだろうな。
なにせ生来のおぼっちゃん、今まで他人に気を遣うことなんてなかったに違いない。本人は極めて当たり前に当たり前のことを言ってるだけなのに、周囲に波紋を呼ぶ。いわば天然。
市丸が計算づくで神経逆撫でするのとは対照的。
で、その市丸のルキアいぢめ。
なんだろ?ここまでいじめる理由って?
ルキアに心当たりはないようだけど。よく、自分が相手を嫌うと、相手も自分を嫌うようになるとはいうけど、そういうのじゃないよな。
ありがちなのは、流魂街出身のルキアが易々と大貴族の身分を手に入れたことに悪感情抱いてるとかだけど、そんな単純でもないような?
ただ市丸って、どこか自虐的な態度が垣間見えて、コンプレックス抱えてそうな印象がある。
別に根拠はないけど。<無責任発言
そして更木vs東仙。
卍解出したら速攻で戦闘不能にすべきだったな、東仙。
圧倒的優位と思って油断したってことだろうが。
それにしても、始解すらなくあそこまで強い剣ちゃんが卍解を会得したらどうなるんだろ?
ところで東仙。
更木が危険極まりない存在に見えるのも無理からぬところだけど、自分と異質なものを排斥し、同質のものだけを集めることでは、『平和』は創れないんじゃないか?
「世界のすべての邪悪を雲のごとくに消し去ろう」という科白がなんとも皮肉に読めるのは私が捻くれてるから。そうか。
「雲のごとくに」というのが、まるで都合の悪いものを覆い隠すだけで、自分が許容できない異質を排斥するだけで、根本的な問題には眼をつぶる、みたいな。
相互に異質で理解し合うのが難しい、多様な価値観の人間が共存するからこそ、平和を実現するのは難しいんだろうし、だからこそ平和が大切なんだと思うんだけど。
そして、東仙に「必ず平和を破滅させる」と言われたときの剣ちゃんの表情に萌。
確か、更木とやちるは、日常的に命のやり取りがなされる過酷な環境で生きてきて、彼にとっては、いわば戦い続けることが即ち生きることのような気がする。
けれど、それは彼が望んでそうなったわけではなく、「生きる」ことを選択することが、誰よりも強くなることに他ならなかったというだけで。
そんな、平和を望める状況に生きてこられなかった、平和に背を向けられて生きてきた更木が、「平和を破滅させる」と言われてどう感じたんだろう。
まぁ、物事を深く考えるタイプじゃないんで、色々考えることもなくただ単純にムッとしただけかも知れないけど。
あと、東仙と狛村って似た者同士な気がする。
良く言えば真面目で一途。
でも融通がきかないというか、思い込み激し過ぎというか。
ところで狛村って・・・狐?
なんか素顔が意外と可愛い♪
ところで、今週のじゃんぷ本誌。<今頃
ルキアが海燕のことで空鶴に謝りに行ったときの、(ルキアから)一言詫びの言葉を聞いたら、それで全部チャラにするつもりだった、っていう空鶴の科白に釈然としなかったんだけど。
だって浮竹隊長から事実を聞いていて、ルキアが悪くはないと判ってながら何故謝らせるんだろう?ってのが判らないし。
それに、海燕がそれを望んでいないと思うから。
私が海燕の身内だったら、一言といえどルキアに詫びを言わせはしないと思う。最初から蹴り入れて黙らせる。<をい;
故人に近しい者なら、勿論哀しみや苦しみも大きいけれど、一方で故人が何を望んでいるかをより汲み取ることができると思うし、そうすべきじゃないか、というのはあくまで私の個人的な考え方だけど。
尤も、それではルキアの気が済まないだろうから、一言だけ謝罪を受け容れる、という意図なのかも知れないけど。でも、そうは読めない科白だったような気が。
それは兎も角、海燕の件でのキャラの感情処理は終了、ってことだけど、でも海燕はまだストーリーに関わってきそうな予感〜。<希望的観測にて注
新章は、某まっくろけさんが世界征服のために現世に虚で攻めてくるのかな。
眼鏡やめてコンタクトにしたし(違)、悪役っぽい隈取りとかして外面変えて出てくるかしら。
いやん、楽しみ♪
ISBN:4088738179 コミック 久保 帯人 集英社 2005/06/03 ¥410
果てしなく我侭勝手で無責任な妄想につき、真剣に作品やキャラを愛されている方はご注意下さい。
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前半は白哉vs恋次、後半は更木vs東仙、その間で市丸がルキアに嫌がらせ、という構成。ルキアの処刑まであとわずか。
で、主人公は?
―――恋次の回想シーンで数コマだけ。
まぁ、恋次が白哉に牙を突き立てる、あと一歩を踏み出す原動力という重要な役割ではあったけど。でも少し寂しいなぁ。
まずは白哉vs恋次。
恋次が白哉の霊圧を感じて対峙するまでの緊迫感とスピード感溢れる4ページ、アニメでどう表現されるか楽しみ。
ところで、白哉って人の神経逆撫でする科白を平気で吐くけど、本人はそんな気ゼロだろうな。
なにせ生来のおぼっちゃん、今まで他人に気を遣うことなんてなかったに違いない。本人は極めて当たり前に当たり前のことを言ってるだけなのに、周囲に波紋を呼ぶ。いわば天然。
市丸が計算づくで神経逆撫でするのとは対照的。
で、その市丸のルキアいぢめ。
なんだろ?ここまでいじめる理由って?
ルキアに心当たりはないようだけど。よく、自分が相手を嫌うと、相手も自分を嫌うようになるとはいうけど、そういうのじゃないよな。
ありがちなのは、流魂街出身のルキアが易々と大貴族の身分を手に入れたことに悪感情抱いてるとかだけど、そんな単純でもないような?
ただ市丸って、どこか自虐的な態度が垣間見えて、コンプレックス抱えてそうな印象がある。
別に根拠はないけど。<無責任発言
そして更木vs東仙。
卍解出したら速攻で戦闘不能にすべきだったな、東仙。
圧倒的優位と思って油断したってことだろうが。
それにしても、始解すらなくあそこまで強い剣ちゃんが卍解を会得したらどうなるんだろ?
ところで東仙。
更木が危険極まりない存在に見えるのも無理からぬところだけど、自分と異質なものを排斥し、同質のものだけを集めることでは、『平和』は創れないんじゃないか?
「世界のすべての邪悪を雲のごとくに消し去ろう」という科白がなんとも皮肉に読めるのは私が捻くれてるから。そうか。
「雲のごとくに」というのが、まるで都合の悪いものを覆い隠すだけで、自分が許容できない異質を排斥するだけで、根本的な問題には眼をつぶる、みたいな。
相互に異質で理解し合うのが難しい、多様な価値観の人間が共存するからこそ、平和を実現するのは難しいんだろうし、だからこそ平和が大切なんだと思うんだけど。
そして、東仙に「必ず平和を破滅させる」と言われたときの剣ちゃんの表情に萌。
確か、更木とやちるは、日常的に命のやり取りがなされる過酷な環境で生きてきて、彼にとっては、いわば戦い続けることが即ち生きることのような気がする。
けれど、それは彼が望んでそうなったわけではなく、「生きる」ことを選択することが、誰よりも強くなることに他ならなかったというだけで。
そんな、平和を望める状況に生きてこられなかった、平和に背を向けられて生きてきた更木が、「平和を破滅させる」と言われてどう感じたんだろう。
まぁ、物事を深く考えるタイプじゃないんで、色々考えることもなくただ単純にムッとしただけかも知れないけど。
あと、東仙と狛村って似た者同士な気がする。
良く言えば真面目で一途。
でも融通がきかないというか、思い込み激し過ぎというか。
ところで狛村って・・・狐?
なんか素顔が意外と可愛い♪
ところで、今週のじゃんぷ本誌。<今頃
ルキアが海燕のことで空鶴に謝りに行ったときの、(ルキアから)一言詫びの言葉を聞いたら、それで全部チャラにするつもりだった、っていう空鶴の科白に釈然としなかったんだけど。
だって浮竹隊長から事実を聞いていて、ルキアが悪くはないと判ってながら何故謝らせるんだろう?ってのが判らないし。
それに、海燕がそれを望んでいないと思うから。
私が海燕の身内だったら、一言といえどルキアに詫びを言わせはしないと思う。最初から蹴り入れて黙らせる。<をい;
故人に近しい者なら、勿論哀しみや苦しみも大きいけれど、一方で故人が何を望んでいるかをより汲み取ることができると思うし、そうすべきじゃないか、というのはあくまで私の個人的な考え方だけど。
尤も、それではルキアの気が済まないだろうから、一言だけ謝罪を受け容れる、という意図なのかも知れないけど。でも、そうは読めない科白だったような気が。
それは兎も角、海燕の件でのキャラの感情処理は終了、ってことだけど、でも海燕はまだストーリーに関わってきそうな予感〜。<希望的観測にて注
新章は、某まっくろけさんが世界征服のために現世に虚で攻めてくるのかな。
眼鏡やめてコンタクトにしたし(違)、悪役っぽい隈取りとかして外面変えて出てくるかしら。
いやん、楽しみ♪
ISBN:4088738179 コミック 久保 帯人 集英社 2005/06/03 ¥410
フルーツバスケット (17)
2005年5月26日 漫画感想
ネタバレ感想と宣言しておこう、今回は。
「フルバ」最大の謎が明かされる、という触れ込みだし。
因みに、これから読むという方に一言。
ネタバレがイヤなら、巻頭のキャラクター紹介を先に読んではイケマセン。くそう、いきなりその巻のネタバレを巻頭に書くなよ;;
で、イチオシカットは
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーーん」
しかない。
いつもながらの私服姿といい。
花ちゃん、凄い・・・・っ!(憧)。
ていうか、花ゆめの平均的読者層の年齢で「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」が判るのか??
最近リバイバルされたっけ?<ハクション大魔王
「叫ぶように泣いていた」透の(心の)声を聞いて、恵と一緒に透の傍に現れる花ちゃん。<恵がアクビちゃん
それだけ見ると、自分が悲しい時にそれを察知してすぐ傍に来てくれるこんなトモダチ欲しいー!と普通に思えるけど、一見都合の良いトモダチに見えても、花ちゃんがこんな風に現れるのは相手が透だからこそ、他人の心の声が聞こえてしまうがゆえに他人と交われず苦しんできた花ちゃんと、その苦しみやそれでも誰かと共に在りたいという切ない気持ちを受け止めた透とのそれまでがあって、はじめてこの「じゃじゃじゃじゃーん」なんであって。
そういうものもなしに、ただ都合の良いトモダチは居ないだろってことかな。
だけど、キャラクター紹介での花ちゃん。
――――「透に激ラブ」
激ラブって・・・。
そして、十二支は神様のための後宮だったことが判明。<え゛?
だから美形揃いなのか。・・・でも女のコはどうすんの?みんな監禁?うっわ、監禁モノ・・・;;
それにしても、まさかフルバで「もう寝た?」って科白だの、事後描写だの(笑)が見られるとは思わなかったよ。
あとはもうワタシ的には紫呉づくし。
慊人も紅野も、結局紫呉絡みだし(無理矢理)。
16巻の感想で、紫呉って凄くガキっぽい部分があるカンジがするって書いたけど、ホントに大人げないよ、このヒト。
慊人が20歳過ぎってことは、27〜8歳の設定かな(同日発売のファンブックまで買わず)。それが年下相手にさー。特に虐められ役の紅野が可哀想・・・。
ぜひ花ちゃんが説教かましてやって欲しい。
紫呉ったら透を「利用」するってんだから、花ちゃんの利害と一致するし。<説教で済まないかもな?
まぁ利用ったって、要は女のコを傍に置いて慊人に当て付けてるってだけじゃ・・・?
とは言え。
別に紫呉が嫌いになったワケでもない。
「僕は力も無く器も小さくくだらない最低な男なんデス」
と茶化す紫呉に、
「お前の最低なところは、それを自覚していながら微塵も“悪い”と思ってはいない事だ」
と珍しくシビアに(でもないか)返すはとり。
確かに“悪い”とは思ってないだろ。
でも紫呉って自分だけじゃなく他人のことでも、人間ってそういう愚かしく弱い生き物なんだって受容してる気がする。
例えば、16巻ではとりに「由希に負い目があるから」って言ったときも、別にそんなはとりを責めてるワケではなくて、淡々と事実を言ってるだけって印象が。
ずけずけものを言うのも、嫌な事実や辛い記憶とかに蓋をして隠してしまうんじゃなくて、さらけ出してその意味を理解しないと先へは進めない、と考えてるような気もする。
ま、紅野が呪いから解放されてるかも知れないことにはとりも薄々気付いていながら、
「認めないかい?」「狡いね」
って言うくだりは、こと慊人に関することだから感情入ってる気はするけど(笑)。
紫呉の慊人に対する感情は、物の怪の神様に対する感情とは違う、紫呉自身の自我が神様ではない慊人を異性として好き、という感情に見える。
「グチャグチャに踏み潰してやりたくなる」ほど好きって、そういうことだし。<可笑しいですよ、あさみさん(仮名)。
それにしても、幼い頃の紫呉と紅野のイラに、「今やびみょーな三角関係」ってコメントついてたけど、これって三角関係というより、
紅野がいいだけメーワク、ってことなんじゃないのか?
我侭な神様と兄ちゃんに振り回されたあげく、魚ちゃんとの初恋も諦めた紅野、可哀想だ・・・;;
ISBN:4592178874 コミック 高屋 奈月 白泉社 2005/05/19 ¥410
「フルバ」最大の謎が明かされる、という触れ込みだし。
因みに、これから読むという方に一言。
ネタバレがイヤなら、巻頭のキャラクター紹介を先に読んではイケマセン。くそう、いきなりその巻のネタバレを巻頭に書くなよ;;
で、イチオシカットは
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーーん」
しかない。
いつもながらの私服姿といい。
花ちゃん、凄い・・・・っ!(憧)。
ていうか、花ゆめの平均的読者層の年齢で「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」が判るのか??
最近リバイバルされたっけ?<ハクション大魔王
「叫ぶように泣いていた」透の(心の)声を聞いて、恵と一緒に透の傍に現れる花ちゃん。<恵がアクビちゃん
それだけ見ると、自分が悲しい時にそれを察知してすぐ傍に来てくれるこんなトモダチ欲しいー!と普通に思えるけど、一見都合の良いトモダチに見えても、花ちゃんがこんな風に現れるのは相手が透だからこそ、他人の心の声が聞こえてしまうがゆえに他人と交われず苦しんできた花ちゃんと、その苦しみやそれでも誰かと共に在りたいという切ない気持ちを受け止めた透とのそれまでがあって、はじめてこの「じゃじゃじゃじゃーん」なんであって。
そういうものもなしに、ただ都合の良いトモダチは居ないだろってことかな。
だけど、キャラクター紹介での花ちゃん。
――――「透に激ラブ」
激ラブって・・・。
そして、十二支は神様のための後宮だったことが判明。<え゛?
だから美形揃いなのか。・・・でも女のコはどうすんの?みんな監禁?うっわ、監禁モノ・・・;;
それにしても、まさかフルバで「もう寝た?」って科白だの、事後描写だの(笑)が見られるとは思わなかったよ。
あとはもうワタシ的には紫呉づくし。
慊人も紅野も、結局紫呉絡みだし(無理矢理)。
16巻の感想で、紫呉って凄くガキっぽい部分があるカンジがするって書いたけど、ホントに大人げないよ、このヒト。
慊人が20歳過ぎってことは、27〜8歳の設定かな(同日発売のファンブックまで買わず)。それが年下相手にさー。特に虐められ役の紅野が可哀想・・・。
ぜひ花ちゃんが説教かましてやって欲しい。
紫呉ったら透を「利用」するってんだから、花ちゃんの利害と一致するし。<説教で済まないかもな?
まぁ利用ったって、要は女のコを傍に置いて慊人に当て付けてるってだけじゃ・・・?
とは言え。
別に紫呉が嫌いになったワケでもない。
「僕は力も無く器も小さくくだらない最低な男なんデス」
と茶化す紫呉に、
「お前の最低なところは、それを自覚していながら微塵も“悪い”と思ってはいない事だ」
と珍しくシビアに(でもないか)返すはとり。
確かに“悪い”とは思ってないだろ。
でも紫呉って自分だけじゃなく他人のことでも、人間ってそういう愚かしく弱い生き物なんだって受容してる気がする。
例えば、16巻ではとりに「由希に負い目があるから」って言ったときも、別にそんなはとりを責めてるワケではなくて、淡々と事実を言ってるだけって印象が。
ずけずけものを言うのも、嫌な事実や辛い記憶とかに蓋をして隠してしまうんじゃなくて、さらけ出してその意味を理解しないと先へは進めない、と考えてるような気もする。
ま、紅野が呪いから解放されてるかも知れないことにはとりも薄々気付いていながら、
「認めないかい?」「狡いね」
って言うくだりは、こと慊人に関することだから感情入ってる気はするけど(笑)。
紫呉の慊人に対する感情は、物の怪の神様に対する感情とは違う、紫呉自身の自我が神様ではない慊人を異性として好き、という感情に見える。
「グチャグチャに踏み潰してやりたくなる」ほど好きって、そういうことだし。<可笑しいですよ、あさみさん(仮名)。
それにしても、幼い頃の紫呉と紅野のイラに、「今やびみょーな三角関係」ってコメントついてたけど、これって三角関係というより、
紅野がいいだけメーワク、ってことなんじゃないのか?
我侭な神様と兄ちゃんに振り回されたあげく、魚ちゃんとの初恋も諦めた紅野、可哀想だ・・・;;
ISBN:4592178874 コミック 高屋 奈月 白泉社 2005/05/19 ¥410
BLEACH (16)
2005年5月21日 漫画感想
本誌をちょくちょく読んでたけど、コミックスでじっくり読みたくなって突然16巻のみゲット。
通して読むと、漫画としてとても読み易いというか、テンポよく読めるのが魅力。
画も非常に好みだし、コミックス各巻の表紙を見ても作画のセンスの良さが際立ってる印象。
ただ、敢えて言えば、キャラが多過ぎませんか・・・。
キャラのそれぞれに背景やら相互の人間関係の描写を怠らないのは素晴らしいと思うけど、あまりに多いので主人公がちょっと霞んでしまう気が。
とは言え、そんなに沢山のサブキャラを描き分けてるのも凄い。
だから、海燕が一護に似てるのとか、緋真がルキアに似てるのは伏線じゃないかって気がする。・・・16巻しか読んでないから良く判らないけど。
あと、全体に擬音が多いな(笑)。
バトル漫画に擬音は不可欠だけど、それにしても多い気が。
特に、ゴゴゴゴゴゴとかドドドドドド
―――きっとソウルソサエティは地震が多いんだよ。
イチオシカットは、“正気”なんて面倒なモンを持ったことない剣ちゃん。科白も良くて、ス・テ・キ♪
こういう、つき抜けたキャラは好きだー。
ところで剣ちゃんの髪の毛の先についてるのは・・・鈴?
ところで雛森、「どうしたらいいかわかんない」って言いながら刀振り回すのはヤメなさい。
迷ったら。
兎に角ススメ、とか、一旦立ち止まれ、とか、人それぞれだろうけど、迷ったままで他人傷付けるのはマズイだろ。取り返しつかないですよ。。。
そして、対市丸戦のシロちゃんとナイスバディな乱菊がカッコ良いー!(惚)
剣ちゃんのカッコ良さは繰り返しなので省略(ところでやちるちゃんのバトルシーンって見てみたいな。普段はああだけど、バトルになると人間変わるとか)
てなワケで隊長格同士のバトルが各所で勃発。
それにしても、隊長格同士、そんなに実力に差がないと思うのがフツーで、簡単にケリがつくと思うのは可笑しいんじゃないか?その割に油断する隊長サン多過ぎ。
ところで、恋次の斬魄刀の本体って・・・オランウータン・・・?
刀の使い方からは蛇とか、刀の形からは牙のある敏捷な動物(狼とか)のイメージだったんだけど。・・・オランウータン・・・?<違うの?
そして16巻のメインと思われるのはルキアが回想する海燕の事件。
アニメで、ルキアが辛い記憶を思い出してたり、岩鷲が死神に兄(海燕のこと・・・だよね?<自信なし)を殺されたから死神は嫌いだとか言ってたんで、殺したのはルキアか?と思ってたんだけど。
これが事の真相なら、ルキアも岩鷲も可哀想としか言えないな。
つか、そもそも浮竹さん、隊長としてどうかと思うぞ?
確かに、誇りを守るための戦いはあるんだろう。でも、そういう引けない戦いを始めることを避けることはできたハズ。
というか、避けるべきだったろう、隊長なら。しかもそこに入隊間もないルキアを連れて行くなっての。
白哉兄さんに「部下を見殺しにした」とかネチネチ虐められても文句の言えないところじゃないかと。
それと、海燕が己や妻や部下の誇りのために戦って死ぬのは、自ら選んだことで、本人は良いだろう。
だけど。
遺された者の気持ちはどうだろう。
人間誰しも一人だけで生きてるワケじゃない。
その人が死んで、誰にも影響を与えないワケじゃない。
自分の選んだ「死」を、自分の価値観を、遺された者に押し付ける結果になるんじゃないか。
尤も、海燕自身はそのことも承知で、ルキアに詫びて逝くんだけど、でも岩鷲は・・・?兄を死神に「殺された」と思い込んでる岩鷲の気持ちは?
まぁ結局。
たとえ誇りを守るための戦いだろうが、自分勝手に命を投げ出すのも、それを座視するのも止めろよ、ってことなんだけど。
上手く纏まりませんでした;;
ISBN:4088737776 コミック 久保 帯人 集英社 2005/03/04 ¥410
通して読むと、漫画としてとても読み易いというか、テンポよく読めるのが魅力。
画も非常に好みだし、コミックス各巻の表紙を見ても作画のセンスの良さが際立ってる印象。
ただ、敢えて言えば、キャラが多過ぎませんか・・・。
キャラのそれぞれに背景やら相互の人間関係の描写を怠らないのは素晴らしいと思うけど、あまりに多いので主人公がちょっと霞んでしまう気が。
とは言え、そんなに沢山のサブキャラを描き分けてるのも凄い。
だから、海燕が一護に似てるのとか、緋真がルキアに似てるのは伏線じゃないかって気がする。・・・16巻しか読んでないから良く判らないけど。
あと、全体に擬音が多いな(笑)。
バトル漫画に擬音は不可欠だけど、それにしても多い気が。
特に、ゴゴゴゴゴゴとかドドドドドド
―――きっとソウルソサエティは地震が多いんだよ。
イチオシカットは、“正気”なんて面倒なモンを持ったことない剣ちゃん。科白も良くて、ス・テ・キ♪
こういう、つき抜けたキャラは好きだー。
ところで剣ちゃんの髪の毛の先についてるのは・・・鈴?
ところで雛森、「どうしたらいいかわかんない」って言いながら刀振り回すのはヤメなさい。
迷ったら。
兎に角ススメ、とか、一旦立ち止まれ、とか、人それぞれだろうけど、迷ったままで他人傷付けるのはマズイだろ。取り返しつかないですよ。。。
そして、対市丸戦のシロちゃんとナイスバディな乱菊がカッコ良いー!(惚)
剣ちゃんのカッコ良さは繰り返しなので省略(ところでやちるちゃんのバトルシーンって見てみたいな。普段はああだけど、バトルになると人間変わるとか)
てなワケで隊長格同士のバトルが各所で勃発。
それにしても、隊長格同士、そんなに実力に差がないと思うのがフツーで、簡単にケリがつくと思うのは可笑しいんじゃないか?その割に油断する隊長サン多過ぎ。
ところで、恋次の斬魄刀の本体って・・・オランウータン・・・?
刀の使い方からは蛇とか、刀の形からは牙のある敏捷な動物(狼とか)のイメージだったんだけど。・・・オランウータン・・・?<違うの?
そして16巻のメインと思われるのはルキアが回想する海燕の事件。
アニメで、ルキアが辛い記憶を思い出してたり、岩鷲が死神に兄(海燕のこと・・・だよね?<自信なし)を殺されたから死神は嫌いだとか言ってたんで、殺したのはルキアか?と思ってたんだけど。
これが事の真相なら、ルキアも岩鷲も可哀想としか言えないな。
つか、そもそも浮竹さん、隊長としてどうかと思うぞ?
確かに、誇りを守るための戦いはあるんだろう。でも、そういう引けない戦いを始めることを避けることはできたハズ。
というか、避けるべきだったろう、隊長なら。しかもそこに入隊間もないルキアを連れて行くなっての。
白哉兄さんに「部下を見殺しにした」とかネチネチ虐められても文句の言えないところじゃないかと。
それと、海燕が己や妻や部下の誇りのために戦って死ぬのは、自ら選んだことで、本人は良いだろう。
だけど。
遺された者の気持ちはどうだろう。
人間誰しも一人だけで生きてるワケじゃない。
その人が死んで、誰にも影響を与えないワケじゃない。
自分の選んだ「死」を、自分の価値観を、遺された者に押し付ける結果になるんじゃないか。
尤も、海燕自身はそのことも承知で、ルキアに詫びて逝くんだけど、でも岩鷲は・・・?兄を死神に「殺された」と思い込んでる岩鷲の気持ちは?
まぁ結局。
たとえ誇りを守るための戦いだろうが、自分勝手に命を投げ出すのも、それを座視するのも止めろよ、ってことなんだけど。
上手く纏まりませんでした;;
ISBN:4088737776 コミック 久保 帯人 集英社 2005/03/04 ¥410
人間の痕跡がない殺人事件、残された謎のメッセージ…その先にあるものとは!? 漫画界の2大巨匠がタッグを組んだ、近未来SFサスペンス。
ついに第3の殺人事件が起こった!刑事ゲジヒトは、世界に数体しかいないロボットの仕業ではないかと調査を進めるが…。アトムの登場でさらに物語は進んでいく。
浦沢直樹氏の作品を読んだのはこれが初めて。
1巻から読んでの第一印象は、非常に骨太な作品だなぁということ。そして、それなのに描かれるキャラの表情が非常に繊細なのが印象的。
手塚治虫氏の原作は読んだことない(そもそもアトム自体読んでない)ので、どの程度の翻案がされてるのか判らないけど、キャラそのものからして浦沢氏のものであることからも、新しい浦沢作品として創られてる印象を受ける。
1巻の最後から登場するアトムが、人間と変わらない男のコの顔をしてるのが凄く新鮮。お茶の水博士も、手塚キャラのベースが見える上で浦沢キャラに創り変えられていて、原作を尊重しながら独自の作品を創るという、途方もない作業を見事に実現されている気がする。
トラキア合衆国がペルシア王国に大量破壊ロボットが隠されていると主張して国連が調査団を派遣するだの、その結果ロボットの存否不明のまま戦争に突入するだの、どう見てもアメリカとイラクをモデルにしたストーリーだけど、この辺りは浦沢氏のアレンジなんだろう。
手塚原作そのものへの興味もあるけど、それを浦沢氏がどのようにアレンジしたのかに興味があるから原作を読んでみたい気がするけど、豪華版には手が出ないなぁ。
ただ敢えて言えば、この作品世界で、特にロボットが人間との間でどういう位置付けなのか、人間のロボットに対する意識とか、それを支える社会システムとか、断片的に描かれてはいるけど統一したイメージが伝わらない。そもそも「ロボット」とは何か、どう定義されているか、も判らない。
恐らくはこの作品で描かれようとしてるのは「ロボット」ではなく、「人間」なんだろうから、そこは必要でないということかも知れない。
ただ、作品世界に入る上での前提となる設定が明確にされてないところは、ちょっと読み辛い気がする。
ISBN:4091874320 コミック 浦沢 直樹 小学館 2005/04/26 ¥550
ついに第3の殺人事件が起こった!刑事ゲジヒトは、世界に数体しかいないロボットの仕業ではないかと調査を進めるが…。アトムの登場でさらに物語は進んでいく。
浦沢直樹氏の作品を読んだのはこれが初めて。
1巻から読んでの第一印象は、非常に骨太な作品だなぁということ。そして、それなのに描かれるキャラの表情が非常に繊細なのが印象的。
手塚治虫氏の原作は読んだことない(そもそもアトム自体読んでない)ので、どの程度の翻案がされてるのか判らないけど、キャラそのものからして浦沢氏のものであることからも、新しい浦沢作品として創られてる印象を受ける。
1巻の最後から登場するアトムが、人間と変わらない男のコの顔をしてるのが凄く新鮮。お茶の水博士も、手塚キャラのベースが見える上で浦沢キャラに創り変えられていて、原作を尊重しながら独自の作品を創るという、途方もない作業を見事に実現されている気がする。
トラキア合衆国がペルシア王国に大量破壊ロボットが隠されていると主張して国連が調査団を派遣するだの、その結果ロボットの存否不明のまま戦争に突入するだの、どう見てもアメリカとイラクをモデルにしたストーリーだけど、この辺りは浦沢氏のアレンジなんだろう。
手塚原作そのものへの興味もあるけど、それを浦沢氏がどのようにアレンジしたのかに興味があるから原作を読んでみたい気がするけど、豪華版には手が出ないなぁ。
ただ敢えて言えば、この作品世界で、特にロボットが人間との間でどういう位置付けなのか、人間のロボットに対する意識とか、それを支える社会システムとか、断片的に描かれてはいるけど統一したイメージが伝わらない。そもそも「ロボット」とは何か、どう定義されているか、も判らない。
恐らくはこの作品で描かれようとしてるのは「ロボット」ではなく、「人間」なんだろうから、そこは必要でないということかも知れない。
ただ、作品世界に入る上での前提となる設定が明確にされてないところは、ちょっと読み辛い気がする。
ISBN:4091874320 コミック 浦沢 直樹 小学館 2005/04/26 ¥550
最遊記RELOAD 5 (5)
2005年5月11日 漫画感想
ヘイゼル編、続き。
西の国から来た蘇生術を操るヘイゼル司教とその従者ガト。
妖怪を憎みその存在を根絶やしにしようとするヘイゼルは、三蔵の魔戒天浄の力に興味を持ち、手を組むよう誘い掛ける一方、悟空、悟浄、八戒との間の緊張感が徐々に高まり、ついに・・・。
アニメのヘイゼル編があんまりだったんで、読むのがちょっと怖かったんだけど。
あぁ良かった〜(胸をなでおろし)。
ヘイゼルやガトに対する反応が、いかにも三蔵達らしくて楽しめた。
やっぱ三蔵が三蔵で、悟空が悟空で、悟浄が悟浄で、八戒が八戒だなーと。いや、原作なんだから当たり前なんだけど。
イチオシカットは、妖怪に対する憎悪を露わにするヘイゼルと、悟空・悟浄・八戒との間で始まったバトルで極限まで高まった緊張感が一転、ダラ〜ンとなる一行の図。
「おもろないわー」のヘイゼルの科白がまた笑える。
それにしても、思った以上に友好的に別れましたな、一旦は。
その後ヘイゼルの前に現れた烏哭が、次巻の波乱の展開を予告してるけど。
自分とヘイゼルが似てるという八戒に「どーこが似てんだか」と突っ込んだり、ヘイゼルを「なーんか気に食わねぇ」という悟浄の科白にいちいち同意。
でも、ヘイゼルにカフスがお洒落と言われてニッコリ微笑む八戒とヘイゼルを見てたら、こおいう本心を笑顔で隠すとこは似てるかも、とか思ったけど。
それはともかく、やっぱ悟浄は4人の中で一番性格良いよなぁとしみじみ。一番マトモというか。
あと、三蔵って普段はどの辺が最高僧なんだか、な性格だけど、ここぞってときは度量広いよなぁ。やっぱ最高僧なんだ。<今更
ただ、ヘイゼルってキャラはイマイチ未だよく判らない。
アニメでの先入観なしに見ようとすると余計に。
そもそもあの蘇生術自体、胡散臭いし。アレで生き返ったと言えるのか?あんな胡散臭い業で死んだ赤ちゃんを生き返らせようとするのがそもそもどうなの?っていう突っ込みがないのも納得いかん(尤もガトは生前と同じみたいだけど)。
まぁヘイゼルについては、ガトとの関係についても次巻以降更に描かれると思われるんで、それを楽しみに。
それにしてもあのペンダント、やたらでっかいんだけど、材質は何か知らんが重くないのか・・・?ヘイゼル。
ああそれと、忘れちゃいけない独り言体質の雀呂様。<いや、多分忘れて良いよ
そんなキャラなのに(どんな?)、貴重なカラーページを独占だなんて。
しかも見開きカラーにも何気に出張ってるし。後姿だけど(爆)。
兎に角、楽しかったです、色々。
ISBN:4758051399 コミック 峰倉 かずや 一賽舎 2005/04/25 ¥760
西の国から来た蘇生術を操るヘイゼル司教とその従者ガト。
妖怪を憎みその存在を根絶やしにしようとするヘイゼルは、三蔵の魔戒天浄の力に興味を持ち、手を組むよう誘い掛ける一方、悟空、悟浄、八戒との間の緊張感が徐々に高まり、ついに・・・。
アニメのヘイゼル編があんまりだったんで、読むのがちょっと怖かったんだけど。
あぁ良かった〜(胸をなでおろし)。
ヘイゼルやガトに対する反応が、いかにも三蔵達らしくて楽しめた。
やっぱ三蔵が三蔵で、悟空が悟空で、悟浄が悟浄で、八戒が八戒だなーと。いや、原作なんだから当たり前なんだけど。
イチオシカットは、妖怪に対する憎悪を露わにするヘイゼルと、悟空・悟浄・八戒との間で始まったバトルで極限まで高まった緊張感が一転、ダラ〜ンとなる一行の図。
「おもろないわー」のヘイゼルの科白がまた笑える。
それにしても、思った以上に友好的に別れましたな、一旦は。
その後ヘイゼルの前に現れた烏哭が、次巻の波乱の展開を予告してるけど。
自分とヘイゼルが似てるという八戒に「どーこが似てんだか」と突っ込んだり、ヘイゼルを「なーんか気に食わねぇ」という悟浄の科白にいちいち同意。
でも、ヘイゼルにカフスがお洒落と言われてニッコリ微笑む八戒とヘイゼルを見てたら、こおいう本心を笑顔で隠すとこは似てるかも、とか思ったけど。
それはともかく、やっぱ悟浄は4人の中で一番性格良いよなぁとしみじみ。一番マトモというか。
あと、三蔵って普段はどの辺が最高僧なんだか、な性格だけど、ここぞってときは度量広いよなぁ。やっぱ最高僧なんだ。<今更
ただ、ヘイゼルってキャラはイマイチ未だよく判らない。
アニメでの先入観なしに見ようとすると余計に。
そもそもあの蘇生術自体、胡散臭いし。アレで生き返ったと言えるのか?あんな胡散臭い業で死んだ赤ちゃんを生き返らせようとするのがそもそもどうなの?っていう突っ込みがないのも納得いかん(尤もガトは生前と同じみたいだけど)。
まぁヘイゼルについては、ガトとの関係についても次巻以降更に描かれると思われるんで、それを楽しみに。
それにしてもあのペンダント、やたらでっかいんだけど、材質は何か知らんが重くないのか・・・?ヘイゼル。
ああそれと、忘れちゃいけない独り言体質の雀呂様。<いや、多分忘れて良いよ
そんなキャラなのに(どんな?)、貴重なカラーページを独占だなんて。
しかも見開きカラーにも何気に出張ってるし。後姿だけど(爆)。
兎に角、楽しかったです、色々。
ISBN:4758051399 コミック 峰倉 かずや 一賽舎 2005/04/25 ¥760
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