第14話「キオク」

無数の時空があっても自分の過去は変えられない。
時空と次元に影響を与える特殊な能力をもつハルカでも、過去を変える力はない。
――― というお話。

それはそうだろな。(ーー;)
そんなことしたら歴史が変わって自分が存在しなくなるかも、という理屈もさることながら、過去を自由に変えられるんなら、今を一生懸命生きようとしなくなるような気がするし。それって結局のところ幸せなこととは思えないし。
過去は変えられなくても、未来を選ぶことはできる。
それで充分じゃないか。

両親が離婚する頃の過去へ飛んだハルカは、二人を離婚させまいと、何度も違う過去を探す。けれど近似値の過去以外はハルカの時空とは繋がっていない、と言う時の旅人のおじいさん。つまり両親が離婚する過去は変えられない。
でも、過去は変えられなくても、二人がまた再婚する未来は選ぶことができるかも知れない。とハルカが考えたから、その夜父親に電話したんだろう。

それにしても、初登場のハルカの父親、黛博士。
あのー、科学者というより、なんかプーっぽくない?>え゛?
今回登場したのは離婚したころの黛博士だけど、次回予告での現在の黛博士もあんま変わらないような。
12歳の娘が居るようには見えない。

一方、野鳥の調査をしているNPOのトビとアトリがハルカの家に下宿。
――― 爆・笑!!
なんかトビ、すごい順応性あるよ。
アトリはアトリで、仲良くミホとお菓子食べてるし。こうしてるとすっかり子供。むしろミホの弟みたいだ。
順応性といえば、イサミ達はもちろん、彼らを未来人としてすっかり受け入れてる様子の雪絵ちゃんも順応性あるな。内田さんの話は頭から信じてなかったけど。

そんな和気あいあいとした中、カラスと親しげなハルカを見て、苛立ちを隠せないユウ。カラスとハルカの間に割り込もうとして、ハルカに扱き使われるハメに。
それにしても、このメンツだと仕切るのは女の子(ハルカとアイ)で、男子は言いなりだな。まぁ、12歳くらいならこんなカンジかも。

そして、ユウを心配するハルカに逆ギレしたユウを叱咤するカラス。
「木登りもできないのか」ってアナタも昔はできなかったのでは?
そしてユウが嫉妬してることで、初めて会ったときからハルカが好きという気持ちを自分がもっていたことに気付く。

――― 遅。

カラスの「ハルカを守る」ことへの執着を見ると、ラクリマのハルカを守りきれなかったカラスの悲しみと悔恨の気持ちが未だ癒されないのを強く感じるんだけど、ひょっとして告白もしてなかったとか?フクロウもアイに告白してなかったようだし、なんですか揃いも揃って弱気だな、男性陣。27歳になっても結局女性に頭が上がらなかったような。>そうと決まったわけでは;;
それにしても、ハルカがどうして死んだのか未だ判らないけど、今回のラストで電話から聞こえたのは多分ラクリマのハルカの声だろうから、そろそろラクリマのハルカのことや、二人の関係が明かされるかな。ラブストーリーっぽくなってきそう。
Episode 14「さいごの日曜日」

今週からOPとEDが変わった。
曲の印象はあんまり残ってないんだけど、OPアニメーションが観ていて楽しかったり意味深な感じだったり。
ぐっと大人っぽい小夜も良いけど、ジョージと三人の家族の描写が嬉しかった。小夜と香里のダンス(?)には笑ったし。
カイも大人っぽい表情だし、小夜、カイ、リクのシーンは何だか意味深というか、今後を色々想像させる画だったな。ハジの過去を想像させるシーンもあったような。
今後の展開に期待が高まるOP。

で、内容の方はというと。
沖縄に戻って一日だけの休日を過ごす小夜たち。
ジョージが借金のカタにしてたのか、売りに出されている「OMORO」に、隠しておいた鍵で入る三人。ベタな隠し方だな。アレじゃ泥棒に入られるぞ。
それにしても、帰ってくるや冷蔵庫をチェックするリクは、将来良い旦那さんになるね。今までリクが家事全般請け負ってたのが判ろうというもの。

そして、ジョージの遺品のグローブを墓に埋葬しに行く三人。
沖縄のお墓って特徴的だとは知ってたけど、あんな風に中に入れるんだね。雨でも墓参りできて便利だ。>そこか
墓の中で蜘蛛の巣みたいなモノ(というか繭みたい?)を見て驚く小夜たち。
自分が何者なのか、不安になる小夜を力づけるリクがとても頼もしかった。その後、浜辺でバーベキューの準備をしながらカイに小夜を支えようと言ったりもして。
カイには子供扱いされてたけど、ムイの事件を切欠にひとまわり逞しくなった気がする。

そしてカイも負けてない。
小夜の眼には、カイの背中がジョージの背中に。
――――― え゛?流石にお父さんには早いような?
頼れる男性、ってとこかな。
カイがいればジョージたちの家族の自分でいられるからずっと傍に居て、と言う小夜に、「俺を信じろ」と力強い言葉。
それにしても、なんだかその後のハジのチェロの音が、焼餅妬いてるように聞こえたんだけど。ここ最近小夜に構って貰えず、ちょっと可哀想なハジ;;
リクもそんなハジに同情したのか、バーベキューを持っていくけど、普通に食事するんだろうか、ハジって。
食事と言えば、小夜の食欲は相変わらず。
そりゃ、店のおじさんも吃驚するでしょうとも。
あの旺盛な食欲の謎が明かされるのはいつかな。

次回からはロシアだそうで。
しかも真央がカイを追いかけてくるらしい。
真央ってタカビーだけどカイ一途なとこが可愛くて気に入ってるんで、この展開は嬉しい。
第13話「ネガイ」

久々のノエイン感想。
最近面白くなかったワケでは決してなく。
ただ感想書く時間がなかった;;
だからイマサラだけど一言。

なんでフクロウ殺したんだーーー!!

ううっ;;
ノエインめ、悪役なのか。
たとえ実はイイヤツだったとしても、フクロウ殺したことだけは許さん!
フクロウと言えば、実はアイのことを好きだったみたいだな。そう思うと余計悲しいじゃないか。
イサミが元気に動き回ってくれてるのがせめてもの救い・・・。
それにしても、年末放映の第12話にいつもの予告編がなかったから、一瞬、あれでエンディングかと蒼くなった。
あれでストーリー終わってたら、もうサイアクだよ;;

それは兎も角、第13話。

アトリが・・・!
なんか可愛くなっちゃったよ!
記憶を失くした今の状態が本来のアトリなのかな。妹がミホに似てるらしいけど、ミホの息子なワケないし。
ミホに拒絶されたときの悲しそうな顔ったら。実はシスコンか。
最後までこのままなのか、また以前のはじけたキャラに戻るのか。
今がえらく健気で可愛らしいので、このままでも良いけど。

そして突然存在感を増したトビ。
前回だかに、カラス(ユウ)の強さに感心してたけど、自分を省みて一念発起したのかな。レイズの褶曲ポイントを見つけるわ、カラスの命を助けるわ、コサギのハルカ奪取に反対するわ、ハルカを励ますわ、大活躍でした。
何しにこっちの世界に来たんだ?とか思っててごめん。

レイズといえば、レイズについてのトビの説明が判らない雪恵を、「ありえねぇ」とか言って呆れるイサミだけど。
大人(ましてや学校の先生)は何でも知ってると思ったら大間違いだよ。
で、雪恵は得意の峠攻めで名誉挽回。―――すげぇ先生;;
つか、郡山も警察官のくせにあっさりまかれてどーする。

そして、カウンセリング受けた方が良さそうなコサギ。
かなり情緒不安定じゃないか?それともカルシウム不足?
カラスが好きなのは判るけど、その感情が屈折し過ぎ。
でも自分で自分の気持ちが判ってないから、改まることがなさそう。
竜騎兵も残るはコサギとクイナだけだし、そのクイナは裏切りそうだし。今後可哀想な目に遭いそうな気が;;
「第十話 硯に棲む白」

久し振りに情感溢れる画がとても魅力的だった第十話。
で、久し振りに感想を書きたくなった。
うーん、良いなぁ、『蟲師』。

第五話に続いてうえださんの化野先生登場。
秘密にしておいたはずの蟲の収集物に村の子供達が触れて原因不明の奇病に。自分の愛でているものが異形のモノだということを忘れたか、とのギンコの言葉に項垂れる化野と、厳しい科白を吐きながらも化野の背を叩いて調査に行くギンコの仲良しっぷりが中々。>何

でもワタシとしては、硯を作ったたがねの男前っぷりが結構良かった。
ギンコのお陰で子供達の病気が治ってほっとするシーンや、硯から蟲を解放することでたがねを罪悪感から解放しようというギンコに微笑むシーン、また硯を作れば良いと言われて逡巡するシーン等々、たがねの心情描写が細やかで美しい。
それと、ギンコと化野がさりげなくたがねを励ますラストシーン。画面全体から豊かな情感が溢れてくる感じ。
いつもながらの、控えめながら不思議と琴線に触れる音楽も印象的だったし。
ギンコや化野のコミカルな画がいつも以上にあったのも面白かったし。

1話完結で小粒ながらも、見ごたえのある出来だったように思う。
Episode 13「ジャングル・パラダイス」

聞こえてくる謎の歌に恐怖を覚え、戦うことを拒絶する小夜。
うわ。またかよ。
なんか話が進まない〜;;と思ったら今度は暴走だった。
しかも暴走するとハジまで襲うんだ。完全に理性を失うらしい。
ハジと言えば、カールと同種ってことなんだろうか?
とすると小夜の血で死ぬってことで、噛まれたらヤバいんじゃないのか。

そんな暴走状態の小夜を止めたカイの声。
何、このラブラブ設定。
でも小夜とカイの関係って、兄妹だか意識する関係だか、未だどっちに転ぶか判らないような。
ストーリー展開上は、小夜の暴走を止められる存在として、デヴィッドがカイ達の同行を許さざるを得ないことになるワケだろうけど。

我を取り戻し、クララやデヴィッドの言葉に再び戦いを決意する小夜。なんだけど、なんだか戦うときの小夜の声コワイ;;
特に、結局カールを見失って「ファントムー!!」と叫んだ声に吃驚したよ。ちょっと凄みあり過ぎ;;

それにしても、沖縄では在日米軍の軍人相手に大物風を吹かせてたアルジャーノが、ソロモンの前ではすっかり小物になったのが観ていてちょっと哀れ。結局何も知らされてないような?
そのせいで若くて優男なソロモンが大物っぽく見えるあたり、計算されてたのか。

そして、未だ理性を失っていないのに、リクを巻き込むまいと理性を失ったふりをするムイの、ピアノを弾くまねをする姿が哀しい。
でも、他の子供の様子を見る限りでは、元に戻れる可能性は低そう;;

ラスト。
家族として小夜を支えようとするカイと、自分も手伝うと言うリク。
なんかうっかり感動した。>うっかり?
でも、明後日を見ながらそんな三人の様子を伺うハジの様子に、彼の心境も結構複雑だろうな、とか思う。
彼と小夜の過去は未だ判らないけど、随分長い時間を小夜を守って共に在ったんだろうから。自分こそが一番小夜を支えてきたと思ってるんじゃないかな。それでも記憶を失っていようが今の小夜がそれを望む以上は、黙って小夜の望み通りにしようとするハジったら健気。
一体、小夜との過去がどんなだったのか興味津々。
まぁ、ハジの場合は、小夜の家族というより下僕な感じだけど;;
バトン受け取って頂いてありがとうございます〜♪
流石は社長!太っ腹!
そっか、ひげ生えるんだ。迂闊だった・・・。

第60話「絶望の真実、振り下ろされた凶刃」

最近、BLEACHネタがまるでなかったのは、あんまり原作に忠実なんで感想が浮かばないっつーか。
とか言ってるうちに最新刊の内容に入ってるアニメぶりち。
20巻も速攻で買ったんで、またじっくりねっとり長々と、感想を書こうと思ってるんだけど。>ヤメロ

日番谷隊長が大活躍、と期待してたのに、すっかり雑魚化してるじゃないかー(泣笑)。いくら藍染隊長の強さっぷりをアピールする場面だからって、瞬殺!?
本誌でも苦戦してるみたいだし、圧倒的に強い日番谷隊長を観たいー!一度でいいから;;

それにしても恋次、藍染隊長達の企みを知らないにしても、今隊長に出会ったら速攻で戦闘態勢に入って当然じゃないのか。
ルキアとのらぶらぶモードに浸って、自分達の置かれてる状況をすっかり忘れ去ってるとしか思えないな。案外抜けてるところが可愛い恋次。

ところで。
20巻買いに兄姪戸に行ったら、新発売コーナーに置いてあった日番谷隊長のキャラクターアクセサリーとかが眼に飛び込んできて、思わずその場で硬直。
――― ぶぶっ・・・!!
あんなファッション最近見かけないけど、それ以上に、あのポーズは何!?
ハ、ハラがよじれる・・・!
日番谷隊長って結構人気あるんだ、と素直に喜ぶべきなんだろうか?
stage-8「徳森」

男性キャラの良識で支えられてる気がする『Paradise Kiss』。
イザベラはびみょーだけど。

モデルスタジオに所属するために親の許可が要ると言うユカリに、モデルになるという具体的な夢があるなら、家に戻ってもう一度親を説得しろというアラシ。いやー、つくづく良識人。
ちょっと嫉妬深いのがタマに傷だけど。やけに徳森を警戒してるというか、早い話が徳森に対して自分に自信がないんだろうな。

その徳森。
勉強はできるし、ルックスも良いし、性格も良さそうなのに、なんでこんな貧乏くじなんだろ。可哀想に;;
ジョージが本当にユカリのことを大事に思ってるかどうかなんて余計なお世話だろ、いくらユカリのこと好きだからって!と思ってたけど、本人自覚して謝ってるあたりも真面目っこ。

そしてジョージ。
ユカリが、プロのモデルになるのを話すことより、セックスの方が大事だと思ってるんならふざけた女だ、というジョージの言い分は尤もだ、と思ったワタシは女として間違ってるか?(ま、ジョージの言い方はキツイけど。眼も冷たいし;)
だって、いくら気持ちを確かめたいからって、話した後でもヤれるだろうが。
つか、気持ちの確かめ方自体間違ってると思うけど。
つか、そもそも他の女抱いた後の男に何を確かめようっての?

それにしても、初登場のジョージの母親。
「ジョージの母親」と聞いて、てっきり父親の若い後妻だと思ってたら。
――― 実母なの!?
若ッ・・・!!というか、そのトシで女子高校生に説教されるって何;;
第8話「カクシゴト」

心配して探し続けていたのに、見付けたハルカは悪者だと思い込んでたカラスの心配をするわ、家を抜け出していたことが母親にバレてついに家を飛び出し、公園に泊まるわと、散々なユウを尻目にハルカと仲良さげなカラスだけど。
でも水が欲しいと言ったときとかの、カラスがハルカに向ける優しい表情を見てるとカラスの方が可哀想な気がするな。
だってこのハルカはラクリマのハルカじゃないから、いつまでも一緒にはいられない。
「俺はこの時空では幻」とか言ってるし、頭では判ってるんだろうけど。
それにしても、自分の未来のことは気にならないって言うハルカがちょっと意外。私だったら絶対気になる。その未来通りにはならなくとも。
ところでバロンはカラスがユウだと気付いてるんだろうな。どうせなら久し振りにユウと会う前に、カラス相手にはしゃいでくれたら良かったのに。

確かにカラスのしたことはラクリマに対する裏切り行為だけど、貴方には言われたくないわい、なクイナ。
未だ裏切ったわけじゃないけど。今回のことで思いとどまったってことはないだろう。
とはいえ、裏切らざるを得ない状況もあると知りつつ、竜騎兵の指揮官という立場上、カラスを始末するなんて発言をしたのかも。
とか思うと、オトナってイロイロ大変なんだよねぇ。
ところで、コサギって函館には居ないみたいだけど、ハルカのことは知ってるらしい。ラクリマのハルカが生きてるときから、対抗意識もってたのかも。

一方、もはやホームレス状態なアトリとトビ。
カラスと違って水だけではダメなのか。
それにしても結局のところ、このヒト達何しにこの時空に来たんだっけ?破壊衝動だけみたいなアトリはともかく、トビは何がしたかったのか、それともラクリマの何かが不満だったのか。
因みに、この早朝の公園のシーン、アトリが居る割に色彩が柔らかくてメルヘンチックな仕上がりだったな。>ってアトリに失礼

ユウの母親がユウに重ねてるのは自分のお姉さんだったのか――― って、高校生の頃に亡くなったお姉さんを今頃まで引っ張ってるって何;;
どんなワケありか知らないけど、母親が子供に向かって愛情を人質にするのはルール違反だろ。
母親といえば、ユウの母親とは対照的に放任主義が徹底してるハルカ母。担任の先生まで大騒ぎしてる娘の失踪も、娘が朝っぱらから男を連れ込んでることも(語弊ありまくり)、全く知らないってのもどうなんだ。

最後は物置部屋でカラスと鉢合わせたユウ。
カラスはハルカに向ける表情とは一変。そんなに怖い顔で過去の自分を脅さないように。Mですか!と言いたくなるよ。
第22話「誰がために」

カギ爪とデートなウェンディ。
あぁ危ない!堕とされるぅ!とヒヤヒヤしたよ。でもやっぱりカギ爪と共に居ることを選ばないウェンディに「もっと前に会いたかった」と言うカギ爪は、もっと早く篭絡しとくんだった、ってこと?

そして戻ったウェンディ、カギ爪を殺したあとはどうなろうと知ったことかと眼を血走らせるヴァンを「そんな捨て身の復讐なら自分で勝手にやってよ!」とバッサリ。うわおっ!男前や!
しかも、記念写真でプリシラに負けじとヴァンの隣に座って、随分逞しくなったなぁと思っていたら、極めつけがラスト、衛星軌道へ向かうヴァンに「いってらっしゃい」と微笑む表情には、まるで正妻の余裕すら垣間見えたね。

それにしても、宇宙を「建物?」「街の名前?」とか言ってるような超素人たちが1週間で打ち上げできちゃうのか!
しかも、まだひっぱるんだ、水着女王。そういや技術者だったね、この夫婦。

今更ながら寄せ集めのメンツだけど、それぞれがそれぞれの役割を果たして成し遂げた快挙。でもやっぱりジョシュアの活躍が大きいような。俄然、ジョシュアの存在感が増した気がする。
その一方で、レイを一人にしないように心を尽くすのは、もちろん兄想いな性格もあるだろうけど、ウェンディとミハエルの兄妹を見て自分達に置き換えてるところもあるんじゃないかな。
今までジョシュアにもっとレイの心配をして欲しかったから、今回の話で安心した。

そしてヴァンとレイが久々に対峙。
その会話を聞いていると、結局、この二人はお互いがお互いの一番の理解者なんだろうなぁ、と思った。
ヴァンの傍には少なくともウェンディがずっと居たし、最近はほかにも大勢居るけど、実際のところヴァンは孤独だったんだろうっていう気がする。自ら孤独で居たがったのもあるけど。
そういう意味ではもっとこの二人が絡む話が観たかったなぁ。
「ガン×ソード」ってそういう意味のタイトルじゃなかったのかな。

因みに、公式HPで次回以降の予告がないんだけど、次回で最終回??
もしそうなら、一体どんな風にストーリーを纏めるのか、楽しみなような怖いような;;
Episode 8「ファントム・オブ・ザ・スクール」

お兄ちゃんとしての役割を立派に果たしたカイが頼もしかった前回。
引き続き妹弟のためにがんばってます。
でもベトナムの首都くらいは覚えておこう。
さすが沖縄っ子は英語でのコミュニケーションには困らないんだ。羨ましい。
だからってベトナムに置き去りってのも、なかなかハードな「教育」だな、デヴィッド。戦車買ったからって無事日本に帰れるとは限らないけど。

バラを手に絵になる天然ハジ。
だんだん天然ぶりに拍車がかかってきたような。カワイイけど。
庭師の作業着姿を小夜に似合うとか言われたのを鵜呑みにして、これから着続けるんじゃないかと心配したよ。あの格好で小夜を助けに飛び出してきたら流石に笑うぞ。

そして、小夜はファントムに襲われてもヤンバルのときとは打って変ってやけに冷静。前回の気合にはびっくりしたけど、効果抜群?
ファントムはカール。ってのは余りにも判りやすいから違うような。ファントムは眼のキレっぷりがカール以上で、理性を失いつつあるみたいだし。
カールのあの手はハジと同じなんだろうか。翼手になりかけたとか?

それにしても青いバラの伝説だけど。
「青いバラをくれたら結婚する」って単なる断り文句じゃないか。
それに気付かずに探し回るファントムってすんごい哀れだよ、っていうか普通に断ってやれよ、とか思った。怖かったんだろうけど。
第7話「タイセツナヒト」

ストーリーの続きが気になるという意味で一番観るのが楽しみな『ノエイン』第7話をようやく観た。>遅;;
ラクリマ時空界でのオトナ達の描写でいよいよストーリーが奥深くなってきた、って感じ。
ただいま一番の関心事は、ラクリマ界のエライ人達(他に書きようないのか)の中に、15年後の内田さんが居るんじゃないかってことなんだけど、映像よく憶えてない。居そうじゃないか?因みに雪恵ちゃんって、ぶっちゃけ26歳の内田さんを掴まえて「おばさん」呼ばわりできる年齢とは思えないんだけど、大きなお世話?

前回は龍のトルクがハルカと知っても、「無数にある過去の一つ」とかってクールな反応だったアマミクことアイだけど、やっぱりハルカだってことで混乱してる様子だったので、なんだか安心。
たとえ過去が無数だとしても、ハルカがユウの幼馴染で気になるコで、アイの親友で、イサミやミホたちとも仲良くて、っていう世界は無数にはないだろうから。
フクロウの方は一貫して割り切ってる様子だけど、最後のバトルシーンで、彼はまさしく体張って自分達の世界を守ってるんだから、そういう割り切りもするんだろうと納得できる。完全に割り切ってるわけじゃないかも知れないけど。

カラスも竜騎兵だけどやっぱりハルカへの想いは特別だし。というか、カラスもユウも、情緒不安定なとこあるような;;オトナになっても変ってないんだね。まぁカラスはハルカを失ったショックがまだ癒えてないんだろうけど。
もはや鬼気迫る様子でハルカ救出に向かうカラス。
そんなカラスにユウの面影を見ることができるのはハルカだけだろうなぁ、やっぱり。カラスの必死な想いが届いたようで、ちょっとジンとした。
たとえ過去のハルカを助けることで自分の存在が消えても、自分が存在する限りハルカを守ると宣言するカラス。初めてカラスがカッコ良く観えた。>初めて?
第1話のバトルシーンでは活躍してたし、コサギも気にしてるし、カラスってラクリマでは結構モテてる様子だけど。

そして再びノエイン。
初登場時はハルカを守ってたけど、今回はクイナを裏切らせようとしてるようで悪役っぽい。単純な敵とか悪役とは思えないけど。
それにしてもシャングリラの侵攻って・・・!
無茶苦茶面白いよ!
何?あれ。生物?兵器?第1話から印象的だとは思ってたけど。
CGって安っぽく見えることがあるけど、動きも加えて重厚感あるし、BGMも決まってて非常に見ごたえあり!!こういうシーンがあるとホントに観ていて楽しい♪
ハルカの家のシーンとか結構CGを多用してる気がする『ノエイン』だけど、特にこのシーンは素晴らしかった。

そしてフクロウが巨神兵になっちゃったよ!>違
竜騎兵って一体どんな肉体改造されたんだか、シャングリラに対抗するためとはいえ、見てて痛々しいほどのフクロウ。
それにしてもあの巨大化、質量保存の法則は維持されてるんだろうか?とか余計な心配。
第6話「ナミダノジクウ」

やっぱフクロウはイサミみたいだし、15年後のアイまで登場して、俄然面白くなってきたじゃないかー、な『ノエイン』。
第4話「トモダチ」は、次第に時空を操る能力を目覚めさせていくハルカを、親友との喧嘩という日常を通して描写する、っていうだけじゃなかったようで。
アイは15年後もイサミが好きみたいだな。
っていうか、フクロウ萌え。
なんか大人だ。そりゃ、もう27歳だけど。
カラス(ユウ)もアマミク(アイ)も、それぞれをちゃんと理解して支えてるように見えてカッコ良い。

ラクリマ時空界は、ただの未来じゃなくて、「無数にある未来のうちのひとつ」。ハルカも無数の世界に無数に存在するから、そのうちの一人が居なくなっても問題は起きない、というアマミクの説明にショックらしいハルカ。
まぁ自分が居なくても世界はなんにも変わらない、って言われると、自分の存在意義に疑問をもってしまうんだろうけど。けど、世界を変えるほどの存在意義をもってる人間なんて、そう居ないから。
とはいえ、ハルカが突然消えた世界では、ユウ達が担任やらゼツリンの科学者まで巻き込んで大騒ぎなんだから、ハルカが居なくなってなんにも変わらない、なんてことはないんだよ、やっぱり。

それにしても、カラスを倒したアレはどういう攻撃だ?
なんか儀式みたいで噴いたけど。
竜騎兵の体の構造ってどうなってるんだか。
拘束されたカラスが逆さ吊りなのは、おしおき?>危
ずっとあんなじゃ、アタマに血が上って大変だぞ。
第20話「ワンダフル・ユニバース」

うわぁ;;
カギ爪の男の目指す夢が判明。
―――― やっぱ某議長と似たようなものじゃん!!(遺伝子操作より理解不能な技術だけど。カギ爪の本心は判らないけど)
みんな、あんな夢に本気で賛同してるの??
種●スの世界でも、作品世界の人間は簡単には賛同してなかったぞ、元主人公を除いて。
真っ当に反応してるのはヴァンご一行だけ。
それにしても、ネロやホセ達の反応観てると、こういうとき考え過ぎるのは良くない、一見難しい問題に思えることほど実は単純に考える方が正解だ、と思った。流石は伊達にトシ取ってないよ。
一番反応として判るのは「私は私で居たい」と言うプリシラだけど。

復讐心だけのヴァンはストーリーの最初から全く変わらず、世界がどうなろうとどうでも良いんだろうけど、そろそろ復讐以外のことも考えないかね、この男。
今回のウェンディへの仕打ちに少し、いや相当ムっときた。
さりげにフォローしてくれたジョシュアは偉い!貴方を見直したよ!今までギャグ担当だと思ってたけど。>今でも思ってるけど
やっぱり似たような立場だから、ウェンディの気持ちにすぐ気付くんだろうな。

そして、ファサリナに『大人』にされちゃったミハエル。
ここで致す必要がどこにあるんだってことに気付けよ。
ファサリナが好きなのはカギ爪の男なんだと思うけど。というかカギ爪の夢かな。>それもどうなんだ;;
カギ爪を悪党呼ばわりするヴァン達に、貴方達だってカロッサやメリッサを殺したんだから同じだと言うファサリナの科白は、詭弁の見本みたいだ。

段々ウェンディが辛いことになってきて、観ていて可哀想なんだけど、実はこの作品の主人公って(絶望しか見えていないヴァンじゃなく)希望を見失わないウェンディだと思うから、カギ爪のワケ判んない夢に対抗できるのはウェンディしか居ないだろうな。
Episode 6「おとうさんの手」

ジョージを助けに行ったんだか、助けられに行ったんだか判らなかった回。
まだ覚醒してない小夜は普通の女子高校生なんだから、化け物に脅えるのも当然だろうけど、観ててちょっとイライラしたな。心を決めて行ったんじゃないのかとか、カイやリクの代わりにジョージを助けるんじゃないのかとか。
それにしても、ジョージの登場がえらく唐突でびっくりした。
父親のまま死ねて未だ幸せだったろうけど(てっきり最悪のシナリオを予想してた)、ジョージサイドからの描写が物足りなかった気がする。

ヤンバルの研究所で米軍が人工的に翼手を作ろうとしているらしい、と言うデヴィッドだけど、
ええっ!?翼手ってもともと人工的なものじゃなかったの?あんなの普通に居たってこと?つか、それこそどういう原因でああなるんだ?
そっちの方が驚いたよ。
小夜もてっきり人工的に作られたんだと思ってた。違うのか?

そして、隙あらば小夜のために何かしようと必死なカイ。今まで何度も『何もできない』状態だったのが、余程悔しかったんだろうな。
でも、前回の教訓から自分の出来ることをしようとするあたり、早くも成長の跡が。
因みに、医療スタッフだから仕方ないんだろうけど、使えないな、ジュリア。

それにしても、仮にも日本国内だってのに、空爆。
仮にも主権国家内で他国の軍が空爆。
いくら在日米軍が横暴だからって、そんなの地位協定でなんとかなる問題か?
stage-5「MOTHER」

今回、アラシ株が急上昇。
家出した上に高校中退するというユカリをあっさり応援するミワコ達に、「ユカリが地獄に落ちても良いのかよ」
行くところがないユカリを誘うジョージに釘を刺し、「家を出て男のところに転がり込むっちゅーのもな」
などと、外見と無関係にとっても常識的で真面目。4人の中では一番社会一般常識を備えてるよ、アラシ。
しかも、「ジョージは女を幸せにするような男じゃないしな」
とユカリにアドバイスするなんて、どこまでも面倒見の良いヤツ。

確かに、女を幸せにするタイプじゃないな、ジョージ。
男に幸せにして欲しがってる女には向かない男ってことだけど。
そういう意味では、女を不幸にするタイプでもないと思うけど。
ユカリが家出しようが高校中退しようが、自分のことだから自分で決めろ、でもアトリエに住むのは迷惑だから止めろ、と言うジョージは、女から求められるのは嫌だけど、自分は女に求めるものが多いタイプのような。結局、女に甘えるタイプ。
まぁ14歳から豪華マンションで一人暮らししてる、金持ちの愛人の息子、っていう過去からしたら無理ないような気もするけど。
世話好きなお姉さんタイプが向いてるんじゃないだろうか。

それにしても、ユカリのやり方はちょっとなんだかな。
家出は兎も角、高校中退はどうだろ?
『プロのモデルになりたいから大学受験はしない。モデルになるための勉強がしたいから進学校である高校は中退する』と言うならともかく、今の時点でやりたいことが見つかったわけじゃないのに、なんで大学受験だけが選択肢から外されるのか判らない。そんなんじゃ、親を説得出来るわけないだろ。そもそもパラキスのモデルだけなら受験と両立できるんだから。
仕事を見つける面接で「高校に行く意味を見失って」とか言ってるけど、実際の面接だったら不合格だろうな。短期労働なら兎も角。

高校に行くことで「時間を無駄にしたくない」と言うけど、何が無駄で、何が無駄でないのかは、先が見えないうちには判らないだろう。
まぁストーリー展開としては、今後ユカリはモデルの仕事をすることになるだろうけど、もしそれ以外の、高校卒業の資格が必要な仕事に就きたくなったら、それこそ無駄な時間を掛けることになるけどな。
学校なんて行ってる間は「こんなこと将来役に立つかよ」とか思うけど、案外役に立つんだな、コレが。

以前、小学生の進学塾で講師のバイトしてたとき、「この子らには無限の可能性があるんだなぁ」としみじみ思ったことがある。その頃だったら、その先何にだってなれる可能性があるんだから。
『イイ学校に行くこと』には、将来、自分が本当にやりたいことが見つかったときに備えて、自分の選択肢を最大限確保する意味があるんだ、と思った。
第5話「ソレカラ・・・」

最初は普通にユウの将来を心配してるんだと思ってたユウのお母さんが、異常なまでにユウに受験を強要するのは、どうやらワケありのようで。優秀だったユウのお姉さんを失くした、とかかなぁ?
そうだとしても、母親に束縛され、縋り付かれるユウは、自分自身の哀しみの上に母親の哀しみまで背負わされ、もう限界じゃなかろうか。

そんなユウを心配して夜這いしようとするイサミ。>違
やっぱフクロウは15年後のイサミじゃないかと思うんだけど!
だってカラスが「俺達の知ってるハルカ」って言ってたから。
そうだとしたら、イサミは15年経ってもユウの心配してるってことで、なんか萌え。
でもなんで名前が変わったんだろ?それにカラス達の世界であるラクリマ時空界のハルカはどうしたんだ?とかいうのは、次回あたりで判るかな。

どうも、あっちのハルカはもう死んでるような気がするけど。カラスがイスカを殺したときに激しく動揺したり、(こっちの)ハルカを守ろうと必死になったりしたのは、そのせいのような。
自分がハルカを守れなかったから、ユウにも守れない、ってことか。
でも、今回ユウにハルカを守れと言ったカラス。俺達の知ってるハルカじゃないとか生贄だとか言いながらも、やっぱり目の前で生きているハルカを見ていると、守りたいという気持ちが消えないらしい。
ユウはユウで、折角お母さんの眼を盗んでハルカを助けに来たのに、目の前でカラスと共にハルカが消えてしまう。
うむ。切ない感じのラブストーリーっぽくなってきたな。

ところで、ハルカは時空を操る能力をもってるとかで、壊れかけたダムを別の時空と入れ替えたらしいんだけど、それじゃあ入れ替えた先の時空では突然ダムが決壊してるってことかい!
なんてメイワクな。

そういや、今回はサービスショット(=ハルカの入浴シーン)がなかったな。イイけど。
ホントに痩せた千葉刑事かなぁ?
あっさり素顔で快斗が出てきてちょっと驚いた。
きっと中森警部のデスクにでも盗聴器が仕掛けられてるに違いない。
だって来るの早過ぎ。
殺人犯そっちのけの展開は予想通りとはいえ、脇役扱いの犯人がちょっと可哀想かも。
――― ってのは今週の日曜で、『ガンソード』はココから。

第19話「素懐の果て」

なんだか可笑しいのと切ないのとがゴッタ煮でタイヘンな回だった。

折角、前回でメリッサ可愛い、と思ったところだったってのに(涙)。
ビクビクしていたばかりの今までと打って変って、捨てられることに脅えるカロッサを安心させようとしたり、レイの攻撃からカロッサを庇ったときのメリッサが、急に大人びた印象だったのが余計に哀しい。

それにしても、勝手な行動をとったカロッサを連れ帰ろうとする動きに対して、無理強いは良くないとか理解ある様子を見せながらも、カギ爪って結局カロッサ達を愛玩動物程度にしか思ってなさそう。勿論、いざとなったら平気で切り捨てるだろうさ。
そして、「あなたという人を無駄にしないためにも、夢は必ず叶えます。ありがとう、私の友達」とか言うんだ。怖ッ!>もういい

そして、メリッサをデリートしやがったレイ。
ジョシュアの記憶するレイからはすっかり変貌してしまった様子。あのジョシュアの兄ちゃんなんだから、本来はもっとはじけた性格してるのかも。
ヴァンにはウェンディはじめ今は大人数の仲間が居るのに比べて、ずっと一人で行動しているレイは内に溜め込む一方で、気を紛らす手段もないんだろう。そう思うと可哀想。
ジョシュアもヴァンに懐いてないで、もっと必死に兄ちゃん追っかけた方が良いんじゃない?今回で合流する・・・とは思えないなぁ。

因みに、ヴァンとレイの余りにも似た境遇って何だろう。
カギ爪が何のために彼らの恋人を殺したのか判らないけど、オリジナルセブンとしての能力を真に開花させるための越えるべき試練なんですよ、とか言い出しそうで怖い。
そんなだとウェンディが危ないし!

ウェンディといえば。
なんでヴァンがこんなにもてるのか判らん。
つか、DANに載ってるとき以外のヴァンが段々情けなくなっていってる気がするけど;;
第三話「柔らかい角」

この作品を観るたびに忘れていたものを思い出す。
前回は、眼を閉じても真っ暗じゃなくて何かチカチカしたものが見えるってこと。
今回は、耳を手で塞いでも無音じゃなくてゴーッという地鳴りのような音が聞こえること。
そういえば子供の頃、耳を手で塞いでその音を聞いてたなぁ。
あれは腕の筋肉の運動する音なんだそうな。
ついでに思い出したのが、枕に耳を押し当てるとザッザッという大勢の足音みたいな音が聞こえて、夜寝るときには横向きになってその音を聞きながら寝たってこと。
あれも体内の何かの音なんだろうけど、丁度くるみ割り人形の話を聞いた頃で、おもちゃの兵隊みたいなのが近付いてくるのかもとか思いながら聞いていた。
子供の頃はそんな風に、自分に身近で些細な事を面白がったり不思議がったりして遊んだなぁ。
すっかり忘れていた。

相変わらず、美しくて不思議な映像が素敵。
今までは最初から蟲への対処法を知っていたギンコがそれが判らず悩んでたり、医者みたいに村人を治療している様子が新鮮だったな。これが蟲師の仕事か。
そして、第一話では勝手に持って帰ってたけど、今回はちゃんと報酬として貰ってた。
でも、あれじゃ生活できないじゃん。ギンコの生計はどうやって成り立ってるのか謎。
もしや、ギンコも蟲なので経済活動は不要、とかいうオチ?
Episode 5「暗い森の向こうへ」

小夜とカイの、互いに相手を思うがゆえに微妙にすれ違う気持ちが丁寧に描かれた話だったように思う。
翼手を倒すためにデヴィッドに同行を促されてカイを見遣る小夜と、彼女から眼を背けるカイ。そして、リクに言った「小夜は俺たちとは違う」という科白を聞いていた小夜に何も言えないカイ。
カイに背を向けたままで、足手まといだから付いて来ないでと言う小夜と、彼女の気持ちを理解するからこそ痛いと無力な自分に悔しがるカイ。
でも、最後にはリクと一緒にオニギリを作って、いま小夜のためにできることで彼女に気持ちを伝える。
一旦、これで気持ちにケリがついたのかな。もうちょい引っ張ってくれても良かったけど。>をい;
それにしても小夜、あれだけのオニギリをあっという間に平らげたんかい?小夜のあの旺盛な食欲って、小夜の能力と関係あるんだろうか。

前回のジュリアとの会話でもあったけど、情に厚いタイプだね、デヴィッド。
カイを本気で(と言っても加減してるけど)叩き伏せて、喧嘩上等のレベルでは足手まといになるだけだと体で判らせたのは、カイが付いて来ては任務遂行の邪魔になるというのもあったろうけど、旧友であるジョージの家族を危険から遠ざけるためでもあったろうから。
だって、「赤い盾」の実態は判らないけど、どうせ怪しげな秘密組織だろうし、一般人を巻き込んで死なせたとしても揉み消すぐらい簡単にしそうだ。任務だけなら本気でカイを止める必要はなかったと思うし。

あと、今回だけじゃなく、作品全体で夜の描写が多いからか、闇の中で光が作り出す陰影の描写に力を入れてるように思う。ちょっとしたシーンでも手が込んでる気が。
今回はヤンバルの暗い森を進むシーンだったけど。

因みに、那覇大学の名前の入った石碑(?)って、ホントにあんなにでかいの?
stage-4「ジョージ」

基本的に恋愛モノに関心の薄い私でも結構楽しめるのは、恋愛だけじゃなくて、ユカリが自分の夢を見付けて実現していこうとする過程も描かれてるからだろうな。
ユカリ以外のメインキャラもそれぞれ魅力的で、前作品よりは感情移入し易い。

特にジョージ。イイ男になりそうだね、憎らしいくらいに。
俺様で周囲を振り回すんだけど、一種カリスマ性があるし、精神的には年齢不相応に成熟してる印象。妾の子供で実は苦労人だからか。
「主体性のない女は嫌いだ」と折角(?)部屋に連れ込んだユカリを帰らせるというハッキリした態度と、結局それでも惚れたからと言い訳しに来る可愛らしさが良し。>おい、そこのオバサン;;

他にも、不思議と相手の気持ちを素直にする癒し系なミワコとか、アラシを選んだミワコの気持ちを気遣う徳森とか、アトリエを受験からの逃避場所にしてないかとユカリを心配するイザベラとか、みんなそれぞれに良い。

これだけ話題なのに矢沢あい氏の漫画って読んだことないんだけど、今のところ作画はかなり綺麗。
スタッフにはデザイン関係者を揃えてて本格的だし。
ただ、場面転換シーンには未だ慣れなくてちょっとうざいかも;;

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